石鹸と共に疑問も溶ける。
はじめまして。 芝原岳彦と申します。 私は、現代と違って貧困や差別が日常だった世界の話を描いています。 それら抗がい難い障害の中で、もがき苦しみながらも道…
お風呂よりもあったかい石鹸のおはなし。
姉妹の入浴のひとときを切り取った物語。何気ないシーンが、読み進めるにつれ大きな深みを増していきます。それぞれの道を進む分岐点に立つ姉の思い。一緒に入浴する日々を過ごしてきた妹の、姉への精一杯の…続きを読む
妹を実家に残して嫁ぐ姉の後ろめたさ。少し妹思いが過ぎるのかな、と思いきや……。ラストまで読み通して胸に迫るのは、窪んだ石鹸が語る、妹の精一杯の気持ち。目線を揃えれば、違う世界が見えてくる。そ…続きを読む
読んでいる間に、様々な感情が呼び起こされる作品でした。誰が悪いわけでもないのに、申し訳なく思ってしまう切なさ。ただ、笑顔は全てを超越する……そんな希望を感じました!
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