芝原岳彦

高い身分に生まれた少年が、何らかの事情で故郷を離れ、様々な試練を乗り越えて王として帰還する。 古今東西で語られ続けてきた神話のかたちです。 また、未熟だった子供が庇護者の元を離れ…続きを読む

歴史小説を書く人はどこの小説投稿サイトにも多く、一定数のファンも存在します。 ですが、この分野はひどく誤解されています。 なぜなら、「歴史小説とは何か」が解っていない人がたくさんい…続きを読む

「紅き龍棲の玉座」に興味のある方、まずこちらをお読みになってはいかかでしょうか。 若き日の皇子リューシスの活躍。まるで初陣を飾る織田信長のようです。 集団戦の描写も巧みで短めの作品…続きを読む

一見したところ、普通のパロディ小説のように思えますが、読み進めていく内に著者の文章能力の高さと知識量の多さに驚かされます。 「生真面目な戯れ」とでも言いましょうか、独特のテンポとリ…続きを読む

概要を読むとファンタジーのような印象を受けますが、架空世界の歴史小説です。 そして何よりもエンタメ小説として一流の作品です。 歴史や人々の生活も丁寧に造り込まれ、読者の想像力を刺激…続きを読む

石鹸と共に疑問も溶ける。

　歴史小説のファンはたくさんいますが、その嗜好は、国内なら戦国時代と幕末、外国なら近世・中世ヨーロッパというように極端な偏りがあります。 　そのなかで律令制国家の日本を舞台にした小…続きを読む

冒頭を読むだけでワクワクします。