概要
不良皇子、蒼天を翔ける
そこは翼龍に乗った兵が空を翔け、空を飛ぶ猫が人語を喋り、天法術と言う人智を超えた能力が存在する世界――
その大陸は、幾つかの国家に分裂し、互いに抗争を繰り広げていた。
公歴1125年の秋、ローヤン帝国の要衝の地、ワイシャン城は、ガルシャワ帝国の軍に包囲されていた。
ワイシャン城を守るローヤン軍わずか千八百人に対し、包囲するガルシャワ軍は一万六千人と言う絶体絶命の危機。
そこへ、ローヤンからの援軍として第一皇子リューシスが差し向けられる。
だが、援軍の数はたった五千人。
そして率いる将、第一皇子リューシスも、その素行の悪さと無気力ぶりから、宮中はおろか国民からも「馬鹿皇子」と蔑まれていた。
果たしてリューシスは三倍の敵に打ち勝つことができるのか。
三国志のような戦記物に、龍や魔法と言っ
その大陸は、幾つかの国家に分裂し、互いに抗争を繰り広げていた。
公歴1125年の秋、ローヤン帝国の要衝の地、ワイシャン城は、ガルシャワ帝国の軍に包囲されていた。
ワイシャン城を守るローヤン軍わずか千八百人に対し、包囲するガルシャワ軍は一万六千人と言う絶体絶命の危機。
そこへ、ローヤンからの援軍として第一皇子リューシスが差し向けられる。
だが、援軍の数はたった五千人。
そして率いる将、第一皇子リューシスも、その素行の悪さと無気力ぶりから、宮中はおろか国民からも「馬鹿皇子」と蔑まれていた。
果たしてリューシスは三倍の敵に打ち勝つことができるのか。
三国志のような戦記物に、龍や魔法と言っ