まるで爪のひとかけらすらも逃さない表現力。そしてしっかりとした文章力。良い文章を読ませていただきました。作る側でもとても参考になります。
小説は「人間」を表現してなんぼだと思います。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(755文字)
真夜中、二畳間に電気スタンド一つ、この本一冊。そんな空間で読みたい「本」です。紙媒体になって欲しい。早くなって欲しい!
山間の古い村に住む祖母が死んだ。白い猫と枯れた老人に出会った。血の色の右眸を持つ奇怪な少女を見た。そして、惨劇が始まった。青年、近衛一可は、ねっとりと濃い闇の中で大切な幼馴染を失い、幼馴…続きを読む
こっっっっっっっっっっっっってりした伝奇ホラーです。 現代伝奇だったら主人公が死を視る魔眼に覚醒して悪い奴らをバッタバッタ切り倒すのですがこれはあくまでホラー物。そんな展開は有りません。 ただ…続きを読む
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