只の読み専です。
物干し竿に象徴される家族の温かさ。それを知らず知らず求める寂しさと、その存在を確認する温かさが感じられる、素敵な作品でした。ぼくの語りのリアリティもさることながら、タカユキやその母、そして語り手…続きを読む
綺麗だなぁ、と素直に感じました。大切なもの、大好きなものに気づいた瞬間。夏の夜の、すこし肌に絡むような風や、そこだけひいやりと冷たげな月が目の前に見えてくるようでした。それにしても「夏と少年」…続きを読む
父は亡く、母は忙しい。自分で作る夕食、疲れた母の魔方陣みたいな走り書き。友達の母に、誰かの影を重ねていた。何か違うなと気付いた。となりを見たならば、大好きなものの在処がわかった。少…続きを読む
深く推測するような無粋な真似は必要なし。感じたまま…涙を流すも、微笑むも、すべては読了した気持ちのまま。
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