夏休みの宿題というタイムリーな話題に、ちょっと大人びた頑張り屋の主人公の組み合わせに引き込まれ、気付いた時にはバスタオル必須な状態でした。
どうしてこうも新樫さんは読者を泣かせるのが上手いのだろう。奇をてらっている感は全くない、なのに途中から文字が霞んで仕方ないのだ。
あたかも作者の純粋無垢な心がそのまま目の前に広げられたような感覚さえ覚える。きっとそれは、主人公と同期しているのだろう。
☆2つにしたのは、できればおまけ編として、主人公とタカユキ君が大人になってからこの時を振り返ったものを読んでみたいという思いからです。これからも素敵な御作品を楽しみにしております。有難うございました。