未来人、秋葉原に降り立つ

西暦２０１６年、世界で同時多発的に発生した火山の大噴火によって人類の人口は激減。当時の文明レベルを維持することができなくなった人類は、少し賢いサルからもう一度歴史をやり直すことを強いられた。
そして時は立ち、「大噴火」から二千年が過ぎた。人類が長い間「原状回復」に努めた結果、文明のレベルは「大噴火」以前とほとんど変わらないレベルにまで達していた。しかし、当然失われてしまった文化もある。特にスポーツや芸能といった文明発達の役に立たない文化は、人類の記憶から忘れ去られてしまった。
そのような人類が忘れ去ってしまった文化を地中から発掘された出土品から探るのが「考古学」という学問である。主人公はとある高校の考古学部に所属する四人（一年生のソネ（♂）、イマムラ（♂）、アケミ（♀）と二年生のミヤコ（♀）…続きを読む