夢を語り合う叔父と僕 静謐な雰囲気が印象的な短編

とにかく端正な文章が美しいんです。
その文章が紡ぎだす光景が印象的なんです。
短い中でもすっきりと浮かび上がるキャラクター、彼らのかわす言葉がリアリティにあふれ、まるで一枚の写真のように写実的なんです。
そして素晴らしいのはこのたった一枚の写真が、短編のサイズとなって物語をつむいでいるところ。
そして胸の奥にある密かな思いに火をともしてくれる感覚。
ぜひ読んでみてください。

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