夏のむわっとした熱、土埃や夜空が、映像で浮かぶだけでなく匂いでも伝わってきて、感動しました。すっきりとしたセンテンスで五感に訴える作品になっていて、とにかくすごいと思いました。
私たちがみんな人生の何処かで通過せざるを得なかった瞬間を、青く、でも鮮やかに捉えた、素敵な短編です。「書く」ことにどこまでしがみついていられるか、「書く」ことをどこまで好きでいられるか、中学生の主…続きを読む
大人になるまでの取捨選択の中で、現実的な選択をした叔父さんと、その取捨選択のまさに向かおうとする主人公の対比がよいコントラストになっています。もうちょっと、主人公がその進路に決めようと思った動機(…続きを読む
中学校最後の夏休みに入った主人公。当然、卒業すれば高校進学への道筋を辿ることになのだが、彼には夢があった。それは――。 誰しもが抱く夢。でも夢半ばにして諦めてしまう人が大半なのが現実。年齢と共…続きを読む
ほっこりしました。好きなことで食べていけないからといって、好きなことから目を背けることはないんですよね。現実は甘くない、けれども自分が何者なのかは自分で決めてもいいと、この作品を読んで思いました…続きを読む
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