夏のむわっとした熱、土埃や夜空が、映像で浮かぶだけでなく匂いでも伝わってきて、感動しました。すっきりとしたセンテンスで五感に訴える作品になっていて、とにかくすごいと思いました。
とにかく端正な文章が美しいんです。その文章が紡ぎだす光景が印象的なんです。短い中でもすっきりと浮かび上がるキャラクター、彼らのかわす言葉がリアリティにあふれ、まるで一枚の写真のように写実的なんで…続きを読む
昔読んだ文化人類学の本で、どこかの部族では父親ではなく母方のおじに育てられる、という話がありましたそれは父親とは違う男としてのロールモデルを知るため、という分析だったと記憶していますこの作品…続きを読む
夏の高原の風のような、あつく爽やかな読後感です。 夢を抱きながらも「進路」を問われ立ち止まる主人公と、現実を抱えた叔父。どちらの立場や気持ちにも共感し、考えさせられます。 でも、だからこそ…続きを読む
読み終わって胸が痛い。1話完結の話でこんな気分になったのは久しぶりです。叔父さんも、主人公くんも、場所の雰囲気もすべてしっくりきました。読めて良かった。
もっと見る