中学3年の夏休み。親戚のおじさんとの、会話。シンプルで、これ以上何もいらないし、何も減らさなくていいし、といった、短編小説。青春です。ちょっと、ジーンときました。
黒澤伊織です。旧ペンネームは山野ねこ。出版するときに、なんか作品とそぐわない名前だったので、重めの名前に変えました。 作風としては、社会派の小説が多いです。…
大人になるまでの取捨選択の中で、現実的な選択をした叔父さんと、その取捨選択のまさに向かおうとする主人公の対比がよいコントラストになっています。もうちょっと、主人公がその進路に決めようと思った動機(…続きを読む
夏のむわっとした熱、土埃や夜空が、映像で浮かぶだけでなく匂いでも伝わってきて、感動しました。すっきりとしたセンテンスで五感に訴える作品になっていて、とにかくすごいと思いました。
夏の高原の風のような、あつく爽やかな読後感です。 夢を抱きながらも「進路」を問われ立ち止まる主人公と、現実を抱えた叔父。どちらの立場や気持ちにも共感し、考えさせられます。 でも、だからこそ…続きを読む
読み終わって胸が痛い。1話完結の話でこんな気分になったのは久しぶりです。叔父さんも、主人公くんも、場所の雰囲気もすべてしっくりきました。読めて良かった。
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