嘘で塗り固めた殻の中に、真実があった

口に虚しいと書いて、嘘。
その言葉通り、虚しい言葉を並べていく主人公。
いつしかそれは言葉だけでなく……。

そんな彼女の虚言で出来た殻が終盤、自己崩壊していく。
思春期の捩れた想いが、反動のエネルギーで真っ直ぐに戻っていく。
その殻の中には、真実がある。
彼女がそれを受けとめ、受け入れる様は、感動に値する。
オススメです!

その他のおすすめレビュー

エディ・K・Cさんの他のおすすめレビュー63