ヒロインの視点で描かれた心情や世界観が、見事に簡潔明瞭に描かれていたのがよかったです。嘘をついてまでつながりを持ちたがる主人公のリアリティーや、中高生独特のやり取りや心理が鮮やかに描かれてあって、作者の観察力の鋭さを感じさせます。
作家・劇作家。 戯曲を中心に執筆活動を展開しています。 2017年、戯曲『マッカーサーと天皇』が第4回金魚屋新人賞ノミネート。 2021年、戯曲『ウォルト・デ…
伏線として描かれる『山』が気になる。気になるからこそ読んでしまう。そして、主人公がくり出す嘘に翻弄された読者の私。何が本当で何が嘘かがわからない世界で生きるのには無理がある。その無理が詳細に…続きを読む
小学生の「わたし」と「彼」をめぐる、淡い恋愛模様を描いた物語。文章が味わい豊かで、なまじ心地よく読んでいける分、中盤から起きる「わたし」へのいじめの様子が堪える。もともと転校生だった「わたし…続きを読む
①詐話癖(自分に対しても含む)。②高知能。③凶暴(笑)。……でもいっか。可愛いし♡ 、俺のこと好きだって言うし(←①妄想癖、②おバカ [ お人好し ] 、③普段モテない、でたちまちヒロインに陥落【苦…続きを読む
主人公が嘘つきであることを忘れずに読んでみてください。ちょっと幼い初恋のお話です。
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