様々な視点から描き出される、紛争と平和をめぐる物語

”平和な国”と呼ばれるような地域の住人には、想像もできないほど悲惨なことが繰り返され、それが日常と化している紛争地帯が、この世界には多々存在します。そんな悲惨な情景を様々な視点から描き出す展開に圧倒されました。

「平和」あるいは「戦争」という言葉にはある種の価値観が含まれていますけど、その価値観を受け入れる視点は、自分の想像以上に多種多様である……ということにあらためて気づかされました。

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