空想に遊ぶ全てのひとへ
- ★★ Very Good!!
上品な文章で綴られた、物書きによる物書きエッセイ。文はどこか優美さを漂わせているのに、それでいて愉快な語り口なのはご愛嬌。
まずタイトルの時点で深く深く頷いてしまったのですが、読み進めるにつれて、
「あれ……ここにもう一人の私がいる……」
と実に不思議な感覚に襲われました(笑)
身に覚えがある方、ひっそりいるのではないでしょうか。迂闊にもきっと、にやりとしてしまうはず。
そして前半もさることながら、「音楽と創作」の熱量には目を見張るものがあります。
是非ともこの調子でどんどん語ってください。