★★★ Excellent!!! 人は誰しも加害者と被害者の両面をもっている @miyoponjp とても構成が秀逸で考えさせられる小説でした。 人は誰しも加害者と被害者の両面をもっていて、戦争や内乱などの非常事態下では特に顕著になる。 冒頭からでてくる飲んだくれの神父(聖職者であるのに酒に酔ってくだをまく)からしてテーマが暗示されているようでゾワッときました。 しかし、主人公の妻は被害者の側面しか描かれないため主人公の深い傷となっている…。そして主人公すらも話が進むにつれて加害者の側面が見えるような…。 深いテーマ性を持ちながら、わずか1万字程度で書いているのが素晴らしかったです。 レビューいいね! 1 2021年4月23日 10:18
★★★ Excellent!!! 真暗な夜空を焦がす炎の色が目に見えるような かわのほとり 名前はないという女性と、憲兵隊長を務める少佐の恋物語。 淡々と紡がれていく物語は、最後のシーンへと集約されていきます。 これまで思い描いてきたものが、一瞬で覆される最後のシーン。 真暗な夜空を焦がす炎の色が目に見えるような。 映像が目に浮かぶような、心揺さぶられる物語。 レビューいいね! 1 2019年2月21日 10:49
★★★ Excellent!!! もとが脚本らしいので @ajyakong 映像としてみてみたいかなとおもった。 アレクサンドル・ペトロフのアニメみたいな・・・・ レビューいいね! 1 2018年4月7日 12:05
★★★ Excellent!!! 義か…情か…。 皇 将 この女性には、本当は名前があったのでしょう。 でもそれすら捨てて、心に決めた事を為す。 糾弾する訳ではないですが、どんな正義を志そうとも、他人の命を奪えばそれは『悪』でしかない。その事を、この女性はわかっていたのでしょうか…? 何ともやりきれない、だから物語は面白い。 レビューいいね! 1 2018年3月19日 21:56
★★★ Excellent!!! 男と女が出逢い、そして別れる無二のメロドラマ カクヨム運営公式 戦争が終わり、代わりに反政府組織によるテロリズムの嵐吹き荒れる国。戦争の英雄で今は憲兵隊の最精鋭であるアレックス・バトラーはある夜、1年前に死んだ妻とどこか似た娼婦と出逢い、しだいに溺れていく。 こちらの作品のテーマは「別れの一瞬」ですが、そこまでの心情エピソードの積み上げかたが本当にすばらしいのです! 最後の最後で物語にはふたつの意味での“別れ”が訪れるんですが、過程で高まりゆく「悲劇のにおい」。それを嗅ぎ取っていながらも惹かれあうことしかできず、果たして別れゆく男と女。 後に残される真実――まさに極上のメロドラマ(あえてこう表現させていただきます)がここにはあるんですよ! それをたった1万字ちょいで成立させてるんですから、著者さんお見事! としか言い様がありません。 巧みな筆によって醸し出される余韻とにおい。ムーディーな悲恋をこの上もなくさらりと味わえる一作です。 (目を持って行かれた“テーマ”4選/文=髙橋 剛) レビューいいね! 1 2018年3月16日 17:33
★★★ Excellent!!! 生と死は紙一重 @akashiyama 淡々とつむがれる話に滲む深い情感。 男と女。生と死。性と愛。 愚かで愛しくて、ゆえにたまらない気持ちになりました。 最後まで読むと、ふと夜空を見上げたくなります。 どれだけ地上がむごたらしくあろうとも、星はその輝きを失いません。 レビューいいね! 1 2016年12月10日 17:39
★★★ Excellent!!! ラストシーンが非常に印象的。しかし、ネタバレは避けよう。 壺中天 恋愛ではあるかもしれませんが、ラブコメと抱き合わせジャンルというのは、カクヨムどうか――。受け入れがたいです。 レビューいいね! 1 2016年10月31日 21:37
★★ Very Good!! これは素晴らしい。 夜乃偽物 テロリズムの哀しさ。孤独を埋めてくれた愛しさ。 哀と、愛。徹底的にアイのお話。 作品を読み終えたあと、キャッチコピーを振り返ると、また一層感じ入るものがあります。 傑作をありがとうございました。 レビューいいね! 1 2016年10月16日 12:28
★★★ Excellent!!! ラストシーンの壮絶美 美樹 圧倒的情景。悲しみのるつぼ。愛の儚さ。 セリフがなくても、言葉がなくても、ひしひしと伝わってくる命の花火。 カクヨム放送局の選出作品のなかでも異色の作品。 ここまで書ける筆力は本物。 レビューいいね! 1 2016年10月13日 14:01
★★★ Excellent!!! 情景が心に焼きついて離れない 牧原いずみ 小説投稿サイトの例にもれずこちらも異世界転生や学園ラブコメが席巻しているのかと思いきや、こんなお話しもあるのですね。 ある意味感激してしまいました。 とても悲しいお話しですが、一つ一つのシーンがセピア色の映画のように美しく情景が心に焼きつきました。 テーマらしき「別れの一瞬」とはどこだったのでしょうか。 私は女が時計塔から外を眺めるシーンだと思います。 本当は別れたくなかったのでしょうね。ボタンを握りしめていますから。 あまりに切ない…… ですが、大好きなお話しです。 レビューいいね! 1 2016年10月1日 14:31
★★★ Excellent!!! それは 名無しの女が最後に得た ものとは・・・ @ateruna ストレスフリーに 読むことができた きちんと 情景が浮かぶほどの情報量はあるのに 読んでいて 苦にならない 読んでいて ちゃんと リードしてもらえてるような なんというか 読んでいればちゃんと答えまで導いてくれる そんな 印象を受けました ぜひ すんなり 読んでいただきたい ※ここからは あくまでも 個人の感想です 名無しの女と彼の間には「愛は無かった」 これが 自分ができる 最大の敬意であり 貴女に近づける 最大の一歩です。 レビューいいね! 1 2016年9月30日 15:12
★ Good! 最後の余韻に、万感の思いが込められている。 白里りこ ただ残酷で悲壮な物語が、何故か美しく心に残る。 その美しさは、主人公の愛情の美しさだと思う。 レビューいいね! 1 2016年9月29日 01:15
★★★ Excellent!!! ワナビこそこれを読むべき 操~SOU~ ストーリーや描写もさることながら、シナリオを書くうえで大切な要素や技術が全部詰まっていると感じました。 見習いたいです。 レビューいいね! 1 2016年9月26日 22:32
★★★ Excellent!!! 過酷な現実の渦中に生きる人々の鎮魂歌 湊風紳 煌騎 短編ハードボイルドの傑作です。 本作を一言で言い表すなら『過酷な現実の渦中に生きる人々の鎮魂歌』です。作品世界は非常に過酷で、仄かな希望も無残な暴力の前に潰えていきます。作中に全く救いはなく、ラストにはただ無念さが残るだけです。非常に虚しい灰色の物語――それが本作の持つ強烈な魅力になっています。 渋い物語が読みたい方は是非どうぞ! レビューいいね! 1 2016年9月23日 14:02
★★★ Excellent!!! お手本のような教科書のような文章。堪能し勉強させていただきました。 RAY 約1万文字の文章の中に、深いストーリーと素晴らしい情景描写と男女の心理描写がつめこまれています。ただ、闇雲ではなく、読み手がストレスを感じることのないよう理路整然と形作られています。 まさに「お手本」とか「教科書」といった表現がぴったりの文章。読み手として堪能するとともに、書き手として勉強させてもらいました。 改めてカクヨムに来てよかったと思いました。 こうして得るものがあるのですから。 おかげ様で有意義なお昼休みとなりました。 ありがとうございます。 レビューいいね! 1 2016年9月23日 13:00
★★★ Excellent!!! 確かに、そこには、愛があるのです 冷たい雨 名前がなくたって。名無しであったって。 そこには確かに愛がありました。 彼女は幸せだったのです。 だからこその「ありがとう」だったのだと。 可哀想なのはいつも残されるほう。 彼の気持ちを思うと泣けて泣けてしかたありません。 レビューいいね! 1 2016年9月21日 15:55
★★★ Excellent!!! このレベルにカクヨムの読者はついていけるのか @wakawakakusa とてもよくできた作品だと思う。 運営はシナリオの見本として選出したのかと思うほど、実に洗練された、 上手な話運びである。 物語というものを実に正しい型で書いている。 ただ大変失礼ながら、その分もったいないというか気の毒にも感じた。 自分も含めてネットでタダで小説を読もうというライト層には あまりにレベルが違うし、ついていけないように思う。 この小説が恋愛ジャンルにあることすら痛々しい。 せめてライト文芸のカテゴリがあればいいのにと願わずにはいられない。 レビューいいね! 1 2016年9月11日 15:24
★★ Very Good!! 色んな意味で大人の物語です。 時織拓未 背景設定、男女の仲の展開のさせ方、最後の終わり方、それらが全て大人の物語です。舞台は、第二次世界大戦の欧州戦線を扱った映画の一部のよう。まぁ、辣腕の憲兵隊長と聞くと、銀英伝のケスラー大将や鋼の錬金術師のマスタング大佐を、私が連想するからなんですが。だから、この作品のようなストーリーの映画は、観たことが有りません。ネタバレになるので、この辺で。 なお、星の数は、短編には星MAX2つが私の信条だからです。 レビューいいね! 1 2016年9月11日 14:28
★★★ Excellent!!! クラシック映画を見ているかのよう 御崎レン まるでヨーロッパのクラシック映画を見ているかのような小説でした。 目を閉じると町並みやそこを歩く二人の映像が浮かぶようです。 悲しくて、切ないのに、とてもとても美しい。 この小説は忘れることができそうにありません。 レビューいいね! 1 2016年9月9日 19:28
★★★ Excellent!!! ある意味とっても安心して読めます 山田 カクヨム放送局選出作品ということで拝読させていただきました。 すばらしい小説でした。見事に世界観を確立した上質なファンタジーです。 話の内容は各自好みがでると思いますが、とにかく構成が秀逸だと感じました。 無駄な文章が一切ありません。 長くも短くもなく、要点が簡潔ですっきりとまとめてあり、淡々としているようで情緒深い。 ばっちり起承転結。何か職人技のようなものを感じました。 小説を書くときに参考にしたいくらいです。 カクヨム運営は見る目があるなあ・・・・・ レビューいいね! 1 2016年9月1日 17:55
★★★ Excellent!!! もっと評価されるべき作品 織田 カクヨム放送局で紹介されていたので読みにきました。 最後まで読んでああ・・・とため息が出ました。 哀愁漂うセリフ、出てくるアイテムのひとつひとつが きれいにつながってラストシーンまで引っ張っていきます。圧巻です。 作者さんと運営グッジョブといいたいです。 レビューいいね! 1 2016年8月28日 14:12
★★★ Excellent!!! 愛は炎のように激しく 邦之 ファンタジー世界の話ながら、昨今の世界情勢を考えるにとてもリアリティのある作品です。 しっとりとしながら花火のように激しく美しい愛の描写に魅せられました。 名無しの女の夢はかなったのでしょうか。悲しみがあとを引きます。 レビューいいね! 1 2016年7月17日 13:17
★★★ Excellent!!! 物語が終わったあとで あかね 一気に読んでしまった。あるのだ、読ませる力が。 窓、ベゴニアの花、金ボタン、出てくるワードの一つ一つが象徴的にもの悲しかった。 このあと主人公がどうなるのか気にならないでもないけど、ここで終わってくれてよかった。 レビューいいね! 1 2016年5月15日 15:17
★★★ Excellent!!! 悲しみが燃えている みかさ 最後にどうして彼女が名無しの女なのかがわかるのですが、 知った瞬間、ああやっぱり・・・という絶望感とこれでよかったのだという 不思議な安堵感がありました。 ところどころに散らばった悲しい予感が最後に集約されてはじけるところが花火のようで美しいです。 レビューいいね! 1 2016年5月10日 15:12