ただ残酷で悲壮な物語が、何故か美しく心に残る。その美しさは、主人公の愛情の美しさだと思う。
何か書きます。西洋史とかクラシック音楽とかが好き。
戦争が終わり、代わりに反政府組織によるテロリズムの嵐吹き荒れる国。戦争の英雄で今は憲兵隊の最精鋭であるアレックス・バトラーはある夜、1年前に死んだ妻とどこか似た娼婦と出逢い、しだいに溺れていく。…続きを読む
名前がなくたって。名無しであったって。そこには確かに愛がありました。彼女は幸せだったのです。だからこその「ありがとう」だったのだと。可哀想なのはいつも残されるほう。彼の気持ちを思うと泣けて…続きを読む
カクヨム放送局選出作品ということで拝読させていただきました。すばらしい小説でした。見事に世界観を確立した上質なファンタジーです。話の内容は各自好みがでると思いますが、とにかく構成が秀逸だと感…続きを読む
一気に読んでしまった。あるのだ、読ませる力が。窓、ベゴニアの花、金ボタン、出てくるワードの一つ一つが象徴的にもの悲しかった。このあと主人公がどうなるのか気にならないでもないけど、ここで終わってく…続きを読む
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