名前がなくたって。名無しであったって。そこには確かに愛がありました。彼女は幸せだったのです。だからこその「ありがとう」だったのだと。可哀想なのはいつも残されるほう。彼の気持ちを思うと泣けて泣けてしかたありません。
名前はないという女性と、憲兵隊長を務める少佐の恋物語。淡々と紡がれていく物語は、最後のシーンへと集約されていきます。これまで思い描いてきたものが、一瞬で覆される最後のシーン。真暗な夜空を焦がす…続きを読む
映像としてみてみたいかなとおもった。アレクサンドル・ペトロフのアニメみたいな・・・・
小説投稿サイトの例にもれずこちらも異世界転生や学園ラブコメが席巻しているのかと思いきや、こんなお話しもあるのですね。ある意味感激してしまいました。とても悲しいお話しですが、一つ一つのシーンがセピ…続きを読む
ただ残酷で悲壮な物語が、何故か美しく心に残る。その美しさは、主人公の愛情の美しさだと思う。
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