概要
紡ぐ言葉は、暗闇を照らす光となる
「火竜」と呼ばれる命知らずの傭兵と大陸を旅する「語り部」パルヴィーズが、夜毎に語る、妖しくも美しい「魔物」に魅入られた者達の恋物語。
「大陸」と呼ばれる世界に伝わる異類婚姻譚や神話をまとめた短編ダークファンタジー。
✴️長編ファンタジー『最果ての、その先に』『静寂(しじま)の闇に』の世界観を形作る昔話、神話、伝承を短編集として編纂しました。一つ一つ独立したお話ですので、どのエピソードからでもお読み頂けます。
「大陸」と呼ばれる世界に伝わる異類婚姻譚や神話をまとめた短編ダークファンタジー。
✴️長編ファンタジー『最果ての、その先に』『静寂(しじま)の闇に』の世界観を形作る昔話、神話、伝承を短編集として編纂しました。一つ一つ独立したお話ですので、どのエピソードからでもお読み頂けます。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!薄闇のなかで奏でられる、美しき魔とひとの、愛の物語
本編『最果ての、その先に』の作品世界の基となる神話、伝承の短編集です。
愚かで弱く、欲深な人間たちに対し、圧倒的な力をもつ天竜や聖魔、妖魔たち。両者の間に生まれた、悲しくも美しい異類婚姻譚が多いですが、最後の話は少し違い、術師を束ねる女王と彼女を護る戦士の、生死を超越した愛の物語となっています。
人と魔が分かたれる以前――薄暗がりに覆われた世界が、この物語の舞台ですが。その世界のさらに奥に存在する暗がり、情念といったものを感じさせます。また、この作者さまの描く魔物たちの、なまめかしく美しいことは、「妖艶」という言葉がふさわしいと思います。
私は本編を読了してからこちらを拝読しましたが、そう…続きを読む