平地人である私は、ここで語られていることに戦慄を感じました。美しさとか、真摯さとか、そういうものは本当は怖いものなんですよね。そんなことを思い出しました。一話目も良かったけれど、二話目がとくに好みでした。
いつもは人知れずこつこつと書いているのですが、「少年エース」の原作小説に応募したくて啓蟄しました。 まぶしいです。なんだか死亡フラグを背負って飛んでいる蝉…
ほの暗くも純粋で美しい、人と魔のものの異類婚姻譚。姿かたちではなく、魂の在り方が響き合えば愛し合える。本編未読で外伝のこちらを先に拝読してしまいました。奥行きのある幻想異郷に引き込まれ、魅せ…続きを読む
本編『最果ての、その先に』の作品世界の基となる神話、伝承の短編集です。愚かで弱く、欲深な人間たちに対し、圧倒的な力をもつ天竜や聖魔、妖魔たち。両者の間に生まれた、悲しくも美しい異類婚姻譚が多いです…続きを読む
『人間』の愚かさや醜さ、それと対比して異形の者との美しき愛を描いた一つの神話でした。本編へと繋がる要素や補完する部分が書かれていると共に、独立した短編連作ファンタジーとしても楽しめる内容になってい…続きを読む
異形の存在を黒、人間を白とした場合、そんな物語です。 人は必ずしも美しさに愛しさを持つのではなく、醜さにも愛しさを抱く。異形の存在である妖魔や龍を愛し、その愛しさを一生抱き続けた愛の物語と言える…続きを読む
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