温泉旅館?妹は残念系?
家に帰ると母さんが玄関の前で微笑んでいた....なんかタイミングを見計らった様にしか見えない....
「ただいま.....母さん....何してるの?」
「もうそろそろ帰ってくると思ったから待ってたのよ〜」
「......そうなんだ」
母さんのなんか察知能力とかはこの際スルーした....温泉に行く準備とかの話らしい....
「みんなで使うものはあるからぁ後は、ましろちゃんと霧依ちゃんの着替えだけねぇ、自前のシャンプーとかがあるならそれも持ってていいわよぉ?」
俺は、とりあえず自分の部屋に行き着やすい服を適当に見繕って持っていくことにする...パジャマは.....適当に男の時に着ていた服でいいかな....着やすいし....ぶかぶかだけど.....
準備が終わった頃、霧依が帰ってきた
「ただいま〜」
「おかえり」
「おかえりなさい〜」
霧依はどうやら昨日の内に準備していたらしく準備は殆どなかったらしいのでいざ旅館へ行く為に車に乗る...運転するのは母さんだ....俺も一応免許は取ってあったが....15歳ということになっているので運転はできないのでちょっと物足りない...
------車の中にて.....
「お母さん、旅館ってどんな感じのところなの?」
「結構いいところよ〜私の知り合いがやってるところなんだけどねぇ」
.....いつも思うけど母さんって人脈が凄い.....
そうこうしてるうちに(駄洒落じゃないよ)旅館に着いた
旅館の前に見覚えのある奴が立っているが.....うん、気のせいだよな....旅館の方を向くとつい最近もあったことのある妹の幼なじみこと香恋がいた....見間違いじゃないな....
「霧依に真白さんも、なんでこんなところに?」
「それはこっちの台詞よ、なんで香恋がいるの?」
「ここは私の祖母が運営してる旅館なのよ、お母さんから出迎えに行けって言いながら含み笑いしてたのってこれが原因だったのね....まあそれはともかく、案内するわよ....」
香恋に案内されて1つの部屋に着くと彼女は踵を返した....あれ?まさか俺母さん達と一緒に寝るの?母さんに聞いてみると
「ましろちゃんも女の子だし一緒に寝るわよ?」
「........」
俺は自分の財布を持って家に帰ろうとするとまたもや肩を掴まれる.....なんかつい最近も似たようなやり取りしたな....
「逃げちゃダメよぉ?」
それから布団を敷き、辺りが暗くなってく前に温泉に行こうと霧依が言い出したので俺は後で入るから先に入ってていいよと言ったら無理矢理連れてかれた....当然の如く俺は抵抗したが....聞き入れて貰えず結局一緒に入ることになった...
温泉は結構広かったが俺は母さんたちの方を見ないように努力していたらいきなり霧依が抱きついて来て胸を揉まれた.....
「きゃっ!....何するんだ霧依.....ひぅっ!!あんまりさわるなぁ...」
「お兄ちゃん可愛いぃ〜ぷにぷにぃ〜」
若干イラついたので無理矢理振りほどき頭を鷲掴みにしてやると
「痛い痛い!!やめてぇー頭が割れちゃうよぉー」
「少しは反省したか?」
「した!!したからやめてぇお兄ちゃん!!」
こう言う輩に限ってやめるとは思えないが....これ以上やると本当に割れそうなのでやめてやると霧依が涙目になりながらこっちを半眼で見ている....それで睨んでるつもりなのかな....
「あらあらぁ〜仲がいいわねぇ〜羨ましいわぁ」
母さんが何か言ってるが気にしないで置こう....なんで止めてくれなかったんだろ....なんて考えていると入り口に人影が....見えた....その人影が温泉に入ってくるそこには....香恋がいた....タオルで巻いていたのでそこまで刺激はなかったが....なんで来たんだろ?
「なんかお母さんに今日は誰も来なくて手が空いてるからみんなと一緒に入って来なっていわれて...」
「ようこそ香恋ちゃん無礼講の場へ....えいっ!!」
「な....なに?きゃあ!!」
霧依が香恋から無理矢理タオルを剥ぎ取った....最近霧依が残念な妹にしか見えない....
まあその後も色々あったらしいが俺は途中で鼻血を吹き出して途中で意識を失って強制退場したのでわからない...
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