旅館での朝?


  朝早い時間に目がさめる.....


「知らない天井だ.....」


 なんとなく昔流行ったセリフを呟きながら周りを見ると母さんと霧依に挟まれる様に寝ていた...しかも母さんは透けてるネグリジェ?だっけ?なんかいろいろ見えそうで死にそう....まあ俺もぶかぶかなシャツと短パンでいろいろ見えそうになってるけど.....どうせ見ないしな.....


 俺はそそくさと温泉に入る準備をして部屋を出ていく。


 最近疑問に思ったのだがなんでこの体型で男の頃と同じくらい力があるのだろうか?なぜか力は変わっていないのに自分の二の腕を触って見るとぷにぷにしてる......男だった頃の10分の1くらいの量だけど筋トレしてるのに筋肉はついてる感じがしない....温泉の男湯の方で足が止まる....入ろうとしたら


「.....何してるの?」


 後ろから声がかかって潜る寸前で足を止める.....あっ、そう言えば癖で男湯の方に入ろうとしたけど俺って今女の子だよね.....


「すみません、間違えました....」

「正直何が間違えたのか聞きたいと思ったけど.....まあ寝起きだし仕方ない?の?まあいいわ私も入ろうと思ってたところだし一緒に入りましょう?」


 .......勘弁してください.....何故に一緒に入ることになっているのでしょうか....


「あっ、私用事があるので......」


 と言って逃げようとしたら服を掴まれた。俺って毎回逃げる寸前に捕まるよな.....


「どこ行くの?用事なんてないわよね?」

「......ハイ」


 仕方ないので一緒に入る事にした.....




「はぁ〜〜極楽、極楽」

「貴女はどこの親父よ!」


 なんかツッコミ入れられた確かに親父くさいな.....けどやっちゃうんだから仕方ないだろ....


「そう言えば真白は好きな人とか居るの?」

「......なんですか?急に....いないですよ?」

「私はいるわよ.....まあ貴女のお兄さんなんだけどね.....初めて見た時当時小学生の時だからその時のお兄さんは高校生ね....霧依と遊んでる時に一緒に遊んでくれて凄い優しかったしね....」


 .......なんかとんでもないこと聞かされた.....目の前にその話題の人が居るなんて口が裂けても言えない.....



 俺は若干顔が引き攣っていたと思うが長い話を聞かされたあと風呂を出て母さん達が居る部屋に行くと霧依がまた馬鹿しだしたのでお仕置きしてやった....


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