剣道部主将....視点?
いつもと変わらない日常....私はいつも退屈していた....
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「零華〜朝よ〜」
母に起こされて起きる....顔を洗い母が作ってくれた朝食を食べる、その後は父に剣術の稽古をつけてもらった....父は剣術の師範代で私は小さい頃から剣ばかりいじっていた気がする....
私の名前は橘 零華たちばな れいか剣道部の部長をしている.....って誰に向かって自己紹介しているのだろう?
学園へ行き教室で座っていると周りが少し騒がしかった....他の人の会話を拾ってみる....
「おい聞いたか?一年生に編入してきた子が凄く可愛いらしいぞ」
「それか....なんでも雪姫って二つ名がついたらしいな....どれくらい可愛いのか見てみたいな.....」
「もう二つ名がついたのか?少し早すぎないか?」
「なんでも髪の毛とか肌が真っ白で雰囲気もどことなく冷たい感じだから付くのが早かったらしい....」
......なるほど一年に編入生が居るらしい....興味無いけど、全身が真っ白らしいし見てみたい気もする.....
この学園には二つ名なんていうものがある.....私も二つ名があるが何故ついているのかよくわからない....
一日の授業が終わり放課後、私は部活に行った.....
私は剣道部に所属している....今は部長だ、もともと剣を振るのが好きで昔からやっていた、どんどん自分が強くなっていくのがわかって長く続いてる....全国大会などにも出場したこともある....
素振りをしていると誰かが入り口から入ってきた....全員がそちらを向く....そこには真っ白な女の子が立っていた....これが噂の子か....遠目からじゃよく分からないがその子が「見学です....続けて下さい」と言ったので慌ててみんな素振りを始めた....目の端に入った彼女は柔道部の方を見ていた....そこに山田 誠介やまだ せいすけ....剣道部でも特に女好きな性格のやつ、が向かって行った.....はぁ...またか...こいつは女子を見かけるといつも軟派しに行く....私もよく話しかけられるが、殆どの場合は適当に流している....何故か柔道部の部員と喧嘩になっている....私は溜息をついて山田くんのところに行く...それと同時に柔道部の部長もそちらに向かう....
山田くがいるところに向かうと噂になっていた彼女がよく見える見た目は...確かにクールな感じで顔立ちはクールと言うよりも可憐だ....近くで見るからわかるけど彼女....物凄く強い....立ち振る舞いに隙がない....強者独特の雰囲気を感じる....私は内心ヒヤヒヤしつつも山田くんに注意をする。
「何をしているの?山田くん?」
「何をしているんだ小田ァ!!」
「「すみません」」
私は山田くんを注意すると同時に柔道部の部長も部員を叱りつけた....
何故かその後、柔道部の部員と彼女が勝負する事になった....
勝負が終わり....部員が手加減をしていたことがバレて怒られた後、また何故か部長と勝負する事になった....
勝負になり柔道部の部長が仕掛ける彼女がその手を引き軸足だけに体重がいったところに足をだす、それで一回投げられる....その後は一方的な試合だった....
その後、柔道部の部長は部活に入らないか?と薦められていたが断っていた....
彼女が帰った後.....私は、あの子はなんだったのだろうか?と考えていた....体格はそこまで良くない....華奢で全然力仕事をした事がないのではないかと思うくらいなのに力が信じられないくらいにある....試合を見ていてそう感じた....私は不思議に思った.....
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