タイトルの意味があかされるとき、とまっていた時間が動きはじめる

登場人物たちそれぞれの、かけがえのない一年間が、堅実な文章と構成でつづられています。
誰もが運命に翻弄され、明日をなくしてしまった姿がかなしいです。
登場人物たちが過去で待つなくした明日を見つけるとき、彼らの未来が光にみちたものであることをいのらずにはいられませんでした。

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