概要
この世に魔法少女なんていないから
俺はアニメ「魔法少姫ファジー」をこよなく愛する大学生。
勘違いしないで欲しいが、俺はアニメオタでも、魔法少女好きでも、ロリコンでもない。
ただ、「魔法少姫ファジー」という作品が好きなのだ。
1週間で一番の楽しみはその再放送を観ること。
ある日、放送を観終えてムネアツな俺に部屋に上がり込んでいた彼女が突然こんなことを宣言した。
「私は魔法少女になりました」
勘違いしないで欲しいが、俺はアニメオタでも、魔法少女好きでも、ロリコンでもない。
ただ、「魔法少姫ファジー」という作品が好きなのだ。
1週間で一番の楽しみはその再放送を観ること。
ある日、放送を観終えてムネアツな俺に部屋に上がり込んでいた彼女が突然こんなことを宣言した。
「私は魔法少女になりました」
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!願いは、幸福な未来を導く魔法
最初は、魔法少女アニメを語るパートと、現実の彼女との会話パートの対比を楽しむ作品か……と思っていたが、その構成は予想を超えて妙なるものだった。
魔法少女作品の設定や構成は面白く、話が進むにつれて先が気になってくる。
一方で現実の彼女の行動や言動もまた、時にシュール、時にチャーミングで心地よく各話を締め括ってくれる。
このリズムが実に小気味良い。
個人的には話を読み進めるうちに、エヴァ、まどマギ、最近ならラブライブのブームによって論争が巻き起こったり、様々なサブカルが発生したり、学生達の進路にまで影響を与えている事を連想した。
何かしらの大きなムーブメントに触れたオタクは、暫しの間、空想…続きを読む - ★ Good!深夜の魔法少女アニメなら……魔法少姫(プリンセス)ファジーだろ!!
かつて深夜に放送されていた、魔法少女アニメのDVDを見ていたら三次元の彼女が魔法少女になっちゃた!?
おいおい、脳の具合は大丈夫か?
思わず、そんな心配をしてしまう今作だが、さすがにマミったりはしないので安心して読める作品に仕上がっている。
作中でもっともインパクトが強いキャラは、やはり大学の同級生、興梠の存在。炸裂する日朝トークにニヤリとさせられることは間違いない。
そうかと思うと、お約束のやけに作画のいい水着回やら、彼女である清夏との出会いをアニメに重ねてしまったりなどの小ネタも面白い。
平凡な大学生活に飽きた、そこのキミ!!
この小説をぜひ読んでみるといいのではないかね!