愛と悲しみに彩られた物語

 三部からなる長編だが、根幹にあるのは悲恋だと思う。しかし救いのない悲劇ではなく、その果てに希望と未来が感じられた。
 ファンタジーや恋愛といったカテゴリに収まりきれない、壮大にして根源的なテーマがある。
 読まなければ損だ、と自信を持って薦められる。

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