一話目から主人公の少女に感情移入でき、世界観にぐいぐい引き込まれる作品です。表現力もとても高く、その光景がしっかりと目に浮かぶような綺麗な表現にも注目して欲しい。
初めまして。弓月ゆらともうします。 未熟者ではありますが、どうかよろしくお願いします。
人間はそうと知らずとも天命や精霊、神が実在し、人間の醜さが弱者を虐げているという、決して奇抜でも華やかでもない設定や世界観、展開の物語です。ですがそれは、そんなものは不要だから。読み進めるほどに、…続きを読む
視点を変え、世代を超え、まるで長く継がれてきたタペストリーのような「世界の広がり」を感じるファンタジー作品です。ああ、自分はこういうファンタジーが読みたかったんだ。いろんな小説を編集者として担…続きを読む
万物にはそれを司る精霊が宿るという、アミニズム、あるいは八百万の神の思想にも似た世界観のなかで綴られる物語です。 本来人には見えないはずの精霊を見、その声を聞くことができる少女ナディアは、その能…続きを読む
三部からなる長編だが、根幹にあるのは悲恋だと思う。しかし救いのない悲劇ではなく、その果てに希望と未来が感じられた。 ファンタジーや恋愛といったカテゴリに収まりきれない、壮大にして根源的なテーマが…続きを読む
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