作者さんは読んではならない あなたの小説力チェーック!

作者 風待月

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★★★ Excellent!!!

アマチュアで10年以上小説を書いている者です。
分かっていることもあり、改めて自分を見直すこともあり、大変楽しく読ませていただきました。

小説を書いて自分だけ読んで楽しむのなら全く必要のない作品ですが、ネットで公開したりコンテストに応募するなら必読だと思います。
なぜなら小説を書く側は素晴らしいと信じていても、読む側にとってはそうでないことが多々あるからです。
独りよがりの小説は誰も評価してくれません。
とはいえ、自分が読みやすくて面白いと感じるように書くことも大事ですね。

改めて書くことについて考えさせられました。ありがとうございます。

蛇足かもしれませんが、ターゲットになる読者を意識して書くのも大事かなと思います。
ジャンルはもちろんのこと、読者さんたちにどれくらい読書経験があるのか。会話文が多いライトなものが良いのか、それとも地の文が多い重厚なものが良いのか。人物や情景の描写は細かい方が良いのか、読者の想像にある程度任せる方が良いのか。
人気の異世界ファンタジーでもプロの作品は書き方に違いがあるので参考になります。

それから豆腐メンタルな作家さんたちへ。
厳しい批判をいただいたときは「そうですね。感想をありがとうございました。」とさらりと返しましょう。
豆腐でも最低限の礼儀は見せておいた方が、後々面倒なことにはならないと思います。
そして有難い感想の時は感謝の心を最大限に表しましょう!

★★★ Excellent!!!

面白かったー!
カクヨムならではの創作論で大変美味しゅうございました。
カクヨムは特に作者同士の心理的攻防が見受けられますので、これを読んで文章遊びに没頭した方がよほど良いのではないかと思いました。

経験上、誰も読んでねえなと思っていても、自分が満足する出来のものを書き上げたならば読者の方が広めてくれているものでなんですよね。

★★ Very Good!!

 久々に物語の世界に戻ってきた私だが、少しばかり感想を述べたいと思う。
 物語るための方法について、プロ・アマチュア問わずに様々な方が語っている。かく言う私もかつては自分の信じる創作論について語ったものである。
 本書において特徴的なのは面白い小説を書くことを主眼にしていない点だ。もし、面白い小説を書くことを指向していたら、その時点で読むのをやめて無関心となっていただろう。
 うまい小説を書くには、を念頭に問いと回答・解説を繰り返す本書。ものを書いたことがある人なら(無意識であっても)必ず立ち止まった問いかけが並んでいる。一般的な問いかけである性質上、解説された技巧の解説に物足りなさを感じてしまうことがあったが、基礎を思い返すという点においては十分だった。
 面白い小説を書く作家には、作品にファンがつく。ウマイ小説を書く作家には、作家にファンがつく。久々にストーリーテリングに戻ってきた身としては、お前の文章が読みたい、お前の表現が読みたい、と言わしめたいものだ。
 著者に対してもだが、本書を読んでうまく書く技術に興味があるならば、ある書籍を勧めたい。デイビット・ロッジの「小説の技巧」である。海外の小説の一説を取り上げ用いられている技を解説している。

★★★ Excellent!!!

 ストイックに小説を書きたい人へ送る作品……かと思ってたら、一部の人をブチギレさせる凶器だった。
 私も「だらだら小説を書きたいけど、しっかり作り込みたいし参考としてちょっと読んでみよう」と最初は意気込んでたものの、終盤あたりから急所を的確に突かれ、読み終わる頃には「テメーに言われなくてもわかってるわこのクソ作者ァ!」と豹変する始末。(暴言失礼しました。でもこれこそが実際に思った感想なのです)
 痛いです、それはもうすごく。しかしそれでも星3つ付けてしまうあたり、この作品を認めているんだなと自覚します…
 作中のそれとはちょっとちがう、『人を不快にさせるけど、評価されるべき作品』だと私は思いました。

 最後の設問はどうしましたか?私は皆殺しを思いついてしまいました。なんて恐ろしい!!

★★ Very Good!!

ここに書かれているすべてに納得することはできないが、そういう考え方もあるのかと視野を広げるにはいいかもしれない。
作者さんはこれを書くのに多大な時間を使ったことだろう。
その努力にはたくさんの拍手を送りたい。


ただ、この作品をひとつの読み物としてみるならば、質問形式が少々面倒だと思った。
作者さんが言いたいことははっきりしているのだから、ポイントだけ箇条書きにして、それについて述べる書き方のほうが読みやすいのではないだろうか。
質問の答えを考えながら進むと、正答がぼかされて放り出された感を味わった部分も複数あった。
質問を投げかけられた以上、答えを求めたくなる。どちらでもいい、と返されると、すっきりしない思いがたまるだけだ。


裸の王様のラスト、私はどれも選べなかった。
自分ならば、「パレードをやめて、服を着て帰る」にする。
私は、王様が誰を罰するとか、子供をほめるとか、そういう考えは全く浮かばなかった。
絵としては、周囲がうろたえる中、王様は苦い顔でパレードを中止命令を出し、黙々と服を着て帰る、という感じで。
早急に現状を改善。原因責任追究は後で家来がやる……ではだめだったか。
「どれでもない」という選択がなぜ存在しないのかがよくわからなかった。


小説の世界は奥が深く、どんな質問にもおそらく正解などないのだろう。
妄想の産物なのだから、自由に書けばいいはずだが、人気作品には「読みやすい型」のようなものが存在することは、私も前から感じていたことだ。
内容も、書き方も。
読みたいと思わせる「何か」があり、読み続けても苦にならない文の流れがある。
そのいくつもの「型」を示そうとしたのが、このエッセイだと思う。


勝手な感想、失礼しました。文、長いですね。すみません。

★★★ Excellent!!!

タイトルに【作者さんは読んではならない】とありますが、小説を書く人にも読む人にも、極めて有用なエッセイです。
小説家志望者に向けた内容が中心ですが、構成・描写・視点の問題など、近代小説の基本について、分かりやすく述べられているので、文章に関心を持つ全ての人にとって読む価値のある作品となっています。

筆者の容赦ない語り口も、読み終える頃には、クセになっているはず。





★★★ Excellent!!!

耳が痛い指摘もありますが、読んで損はしないですよ。

もちろん、参考になる点は多々あります。それも、単なる心持ちの問題だけでなく、より具体的な技術についても。

これ読んで不快になる人いるのかなあ。むしろやる気出てくると思うんだけど。

個人的にはここしばらくカクヨムに限らずWeb小説を大量に読む中で感じていたもやもやが晴れた気がします。ありがとうございます。

★★ Very Good!!

誤字脱字の指摘しちゃいけないからンンンってなっちゃう。作者様がレビューをご覧になっているようでしたら英文③のご確認を。

黒歴史のところYESNO考えながら「くっそわろまって小学生の頃の自分ひどかったwwww」ってなってましたえぇ。
根本的な話ばっかりなので心がえぐられることはなかったし「あ、1日ちょっとずつでもいいから書き溜めしなあかんなぁ」って考えるきっかけになりました。ありがとうございます~

★★★ Excellent!!!

読んではならない、と言われてしまうと読んでしまいたくなるのは人間の悲しい性ですが、今回に限ってはいい自己啓発になったと思います。

作者の方なら多かれ少なかれダメージを受けてしまう内容ですが、そのダメージは成長するために必要なものです。言わば、成長痛です。
痛みの伴わない成長などありえません。
もっと言うなら、痛みの伴わない成功などは絶対にありえません。

「ありえない、なんて、ありえない」という言葉がありますが、この事柄に関してだけは「ありえないはありえる」のです。

なので、本気でプロの小説家になりたい方は是非、一読されるべきだと私は思います。

Good!

どんな危険があるかを知って行動する状態をつくるには、少なくとも自身が気づくことで防げるようになるでしょう。上級下級問わず、志すなら一読するのを勧めたいです。誰かの指摘どおり、読みにくい点はありますけれども、そこは幾度と目を通して熟読してほしい作者の本心が現れている部分なのかもしれませんね。

★★★ Excellent!!!

うん、ホントの初心者だと曲解してしまう可能性がある事柄を取り上げていますよね。

設問形式になっているのが、この手の文章指南書にしては珍しいです。内容も人をガシガシ選ぶでしょうし。

この作品はまた、”易しく噛み砕いて”という初心者向けの配慮が削ってある分、書き慣れている人にとってはストレートで余分な遠回りがないという事で、よくある指南書の、読んでいて飛ばしたくなるというウザさがないです。

初心者向けの指南書では何も吸収できなくなったという作者さんにお勧め。

【問い8】例8
回答の一例:俺は家への帰路を取り、Aは商店街へ向け、そうして二人は同時に駆け出した。

二人の会話はすんなり書けても、三人以上が一堂に会している場面の描写は難しいという話を実例交えて親切に解説してあります。(巧い作者は三人以上で会話をさせます)

そういう話が満載です。チェックシート付き。

★★★ Excellent!!!

 ここ最近お仕事言い訳にして全然書いてないんですけどね。もちろん言い訳だと自覚してるんですけどね。いや、抉られます。目をそらしたくなる。つうかお仕事上の叱責でも同じようなお言葉頂いたっつの。

「お前のその拘り、んで意味あんの?」

 あります!(ドンッ!)

 ないんだけどな。

 作品ってのは鑑賞されることで完成する、とはよく言われます。自分という作者の作品を自分という読者がどこまで甘やかさず、丁寧に育てられるか。

 この記事を読み、甘やかし病が激しい自分を顧みて、もう笑うしかありませんでした。ちくしょう、書きたくなるなぁ。

★★★ Excellent!!!

真面目に小説に取り組んでいる方なら、まず怖れる内容ではありません。自覚のある項目がほとんどで、それなりの執筆経験があれば、誰しもが通り、克服してきた壁でしょう。現実には、もっと強力な敵と戦ってますものね、作者って(年齢とか時間とか…)。それに比べれりゃ屁でもない。
しかしながら、意識、スタンスの再確認という意味で、とても為になるエッセイでした。忘れられがちですが、これって案外、重要です。初心忘るべからず。小説は「読者」が完成させてくれるものだと、改めて肝に銘じました。
でも、怒りっぽい人は読まん方がええかもしれんよ。

★★★ Excellent!!!

 なかなかおそろしいキャッチコピーですが、10万文字もの小説を書き上げたコンテスト応募者ならば十分に耐えられる内容だと思います。
 むしろ創作に取り組む姿勢を見つめ直す良い機会になるのでは。

 ただし「書くのが楽しいから評価なんて気にしない」などと言いくさる人は読んではならない内容でしょう。たぶん苛立ちとストレスしか感じません。
 これは書くだけでは満足できなくなった人へ、物書きとして強くなりたい人へと向けられた、愛と銃口です。

 まったくの余談ですが、ここにレビューを書くのは本当に怖かった。
 誤字でもしようものなら、たったか数百文字程度の文章すら満足に推敲できないのか、と言われても仕方ありません。
 読みづらい文章を書いてしまったら、そもそも「おすすめレビュー」とは誰に向けたものなのか、なんのためにその文章を書いているのか、目的を見失っているということです。

 自戒も兼ねて。

★★★ Excellent!!!

小説を書く前に、人として大事なことがあるという、最もなことがわかりやすく書かれています。
仕事や人付き合い、自分を見つめ直す良いきっかけにもなり、感謝しています!
実は愛のある内容に思いましたので、作家さんだけに限らず、勇気を持って読まれることをお勧めします。

★★★ Excellent!!!

初心者にも経験者にも とても身になる濃厚な内容だと思いました。
しかーし、かなりの勇気がないと 踏み込んだ後に泣きたくなるかも。 それでも、書き手が「読んでよかった」と思ってもらえる作品を生み出す上では 欠かせないチェックがずらり並びます。
個人的にはcheck8がほぼ全正解なのがとても嬉しかったのです(#^^#)あはは。そのご褒美で何とか最後まで読み終える心の余裕をもらえた気分。 でもまた落ち着いたころに読み返しに来たいと思います、有難うございました。

★★ Very Good!!

初心者にとって厳しいことがたくさん書かれています。
でもある程度文章を書きなれたころ、初心にかえる意味でも読むことをお勧めします。
中堅の方には解りきったことも多いですが、今のやり方に無駄がないか、抜けている情報はないか、そういうことを考えながら読むと、自分の欠点も見えてきます。
伸び悩んでいる人が、次のステップに進むために必要な情報がたくさん。
自分の小説をレベルアップしたい方は、是非お読みください!

★★★ Excellent!!!

読んで良かったです。本当です。
本音をいうと、ちょっと耳がいたかったのですが、それでもこれを読んで良かったと心からそう思えます。
Q&A方式で応えが返ってくるので、非常に客観的に自分の文章を振り返ることができるのです。省みて改善点を得られるというのは本当に得難いチャンスだと思いました。
Answer05で紹介されている『小説形態素解析CGI(β)』なども大変面白かったです。

こういうモノを読めるから、カクヨムやめられません。これからも楽しみにしております。勉強させてください!