「美しくない」と言える人は、強い。

 なぜならその人は美しさの原理と、そこに至る道筋を知っているからです。そして美しさを蔑ろにして楽をする(悲しいことに世界の大多数を占めている)人々を切って捨てる思い切りのよさがある。こういう人は周囲に畏怖されながらも良い影響を与えてくれます。
 学問にしろ、武道にしろ、真に美しいものは隙がない上に柔軟なものです。そういう意味では、この主人公は生き方とポリシーが美しいといえるでしょう。
 こんな上司がいたら、つらいことは多いだろうけど、致命的なダメージを免れたままスキルを身につけていけるだろうなぁ、と羨ましくなりました。

 ただ例の話で「焼け石に水」でいうところの水にされたことを思い出したのでちくしょうとだけ言わせていただきたい

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