「凱歌」が煮詰まっていることもあり、鹿野くん以来短編ブームが続いています。
カクヨムコン7には何かと日の目を見ない「異端の児」(以前のコンテストに私の不手際で参加し損ねました)を短編小説部門へ送り出しました。
また、今回の応募要項を見て先日書き下ろしたのは、これまでとはだいぶ畑違いの恋愛小説です。
カクヨムコン短編部門では参加表明の際、まず大ジャンルを選択、次にサブジャンルも選択するのですが、今回は「恋愛ジャンル/エッセイジャンル」での参戦としました。
普通の恋愛小説でも構わなかったけど、エッセイには「〇〇になったつもりで書くエッセイ部門」があるので面白いかなと。
つまり僕が「かめぱん」です。よろしくお願いします。
普段めったに恋愛小説を読まないので偏見&妄想で申し訳ないのですが、恋愛ジャンルでは最低でも「共感・ロマンティックなシチュエーション・憧れ」が揃ってないといけない気がして、私にはハードルが高すぎて書けないと思っていました。
しかしこのたびの新作「一会のためによきことを」は、愛し合う二人の物語ではなく、それを横で見ている他人の物語です。
ヒロインの死が始点という性質上、皆が憧れるロマンティックな展開にはなりませんでしたが、案外社会派だし、善悪の線引き、ブロマンス、そして遺族の話など、ヒロインが不在だったからこそ、僅か1万字の中に多様なエピソードと感情を詰められたと思います。
不得手な要素を避けたら現代ドラマ寄りに落ち着きましたが、自分好みの恋愛作品にはなりました。
正直かなりの冒険でしたが、書き終えた今ではわりと気に入っています。
全8話ではありますが、300字程度のエピソードが幾らか混じっているので、長くても1話につき2,600字ほど。恋愛ものとしては私の処女作ですので、読んでいただけたら嬉しいです!
※「性描写あり」のレイティングですが、18歳以下の方が読んでくださっても大丈夫です。保険かけただけ。
また、すでに応援、レビューなどを送ってくださった皆様も、本当にありがとうございます!!!
締め切りまでまだ期間があるので、なるべく他の作品(特に新しい短編)の執筆も頑張りたいです。次回作も楽しんでいただけるかな。
近況ノートこんなに長々と書いたの初めてかも。かめぱんへの思い入れがアツくてテンションが上がりました。