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散文

カクヨムコン祭りの中、私の通院祭りも同時開催中。
短編作品をメインに、待合室や電車の中などで楽しませていただいております。12月は先月より実質一週間くらい短いのでね、患者サイドもめちゃくちゃ忙しいです、通院。あと役所。

そんな忙しさもあり、自分の執筆が若干疎かになっています。緑のたぬき、カクコンと立て続けに公募作品を書いてきたことで「うーん、次はどうしたいのかな」と脳内で相談中という感じです。というか「凱歌」を書けるかどうかでしょうか。

もともと書籍化!とか〇〇大賞!みたいな具体的目標がなく「必要な人にいつか見つけて読んでもらいたいから」という運任せな想いで「凱歌」を書き始め、そのまま約半年。「凱歌を完結させる」という目標はありますが、その目標を達成するまでに必要なモチベーションが保てなくなってきました。
なんでかはよくわかりません。単純に体調悪いだけかも。あちこち痛ぇし。

それはさておき、新作「一会のためによきことを」をお読みいただき、ありがとうございます。
「あの程度でか?」とびっくりされるかと思いますが、今までにない勢いでPV数や星、応援の数が増えており、非常にありがたいです。

「一会」は私も気に入っています。でも「一会」が読まれてランキング順位を上げたことは「凱歌」がいかに私にとってヤバい作品であるかを思い知るトリガーになりました。

「一会」だって「異端の児」だって『好き』だし『大切』な作品なので、そういう言葉で表すのは語弊がある。「凱歌」はヤバい。なんというか、あいつは私の人生を変えようとしてるのがわかる。というか7月にカクヨムへ登録した時点で既にちょっと変えられてる。

そのヤバい「凱歌」とそろそろ向き合いたいのですが、相手がヤバすぎて全然エネルギーが足りない。でも私は「凱歌」を化け物みたいな作品にしたいと常々思っていたので、それもまあ仕方ありません。なんなら今よりもっとヤバいやつにしたい。

そんなわけで、なぜ急に「凱歌」を書き進めることがためらわれるようになったのか、どうしたらまた前向きになれるのかは不明ですが、手綱の使い方もわからないのにものすごく気性の荒い俊馬に乗って走っているような気分。可愛いうちのワンちゃんとはわけが違う、なんかもう見たことない馬。あれ?この子どこの馬?みたいな。

実のところ、放っておけばおくほどに「凱歌」が気になってしまい、新作がまるで手につかない状態です。一応「豊島区転生」という短編の1話を書いてるんですが、気もそぞろで全然ダメです。
私は超カジュアルに寝たきりスローライフに突入することがあるので、書けるうちに何かしら書きたい!!!!!と焦る気持ちも日々強くなり、もうはちゃめちゃ。
多分日の目を見ないな豊島区転生。

今のところはこんな感じ。
毎日「一会」を見てくださる方がいらっしゃるのが精神的な支えとなっています。ありがたい。ここのコメント欄でもTwitterでもいいので、ぜひ感想も聞かせてください。では、病院行ってきます。

2件のコメント

  • 一話を読ませていただきました。
    丁寧に世界を構築した物語なのだということが伝わってきます。
    だからこそ、安易には書けない状態なのかもしれません。
    もしかしたら、書きたいことが渋滞してどこかに詰まっているのかもしれませんね。

    自分の場合、そういうときは、その世界設定のみを記したテキストファイルを眺めます。そしてその世界設定の中にまだ設定されていない項目を探し出して増やしたりします。
    暦や度量衡、生物に文化、祭に風習、慣用句……気がつけば思考はいつの間にかその世界を歩き、呼吸しています。登場人物たちも隣や近くに感じたりします。

    物語を書くのは砂時計に似ていると思うときがあります。
    どんなにたくさんの砂があっても、一度に落とせる量はほんの少し。
    砂が詰まったら、砂時計(世界)を少し揺すってみて……。

    気が逸って勢いで筆が乗るときもあれば、焦ると書けなくなり楽しい気持ちでリラックスできると筆が乗るときもあると思います。
    あの物語が前者ならばさらなる勢いが、後者ならば世界観を楽しめる気持ちが、立藤初雪さんのもとへ降りてきますように。

    無理をせずに、続けてくださいな。
  • だんぞうさん

    温かいコメントありがとうございます。何度も繰り返し読ませていただきました。

    というか、まさかファンタジー作品のほうを読んでいただけると思ってなかったので、それだけで嬉しいサプライズです!

    砂時計のようなもどかしさは本当にその通りですね。
    ノート4冊分の設定も、本筋に必要なければ(あるいはわかりやすくするためにあえて無かったことにして)3冊分の情報をカットすることもあるでしょうし「いちいち設定の取捨択一するの面倒だな」と思う気持ちが、少しあるかもしれません。

    設定の問題かどうかはさておき、作品が成長してきて色々と面倒臭くなってきたのかもしれないですね。

    続けて、という一言だけで胸が一杯です。本当にありがとうございます。
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