• 異世界ファンタジー
  • エッセイ・ノンフィクション

現時点でやばい実感がなくてやばい

小説を書くことは目隠しをしながら絵を描いているようです。
誰かに見てもらうまで、他人から「こんなふうに描かれてるね」と教えてもらうまで、自分がキャンバスをどのようにしたのか、なんだかよくわかりません。

答え合わせができないと、どうしたらより良くできるか見当もつかない。一人きりでは戦えない。

そんなわけで公募×2の締切を前に、近頃は友人を頼っています。特に「このエピソードで登場人物に好感を抱けるか?」とか「この種明かしは予想できたか?」とか、そういうことは本当に書き手一人でわかることではないので、大変助かっています。ありがとう、お中元贈るね、多分ちょっとショボいやつだけど。

さてさて。
未だ執筆の前段階ですが、相変わらず行き詰っています。

特にルヴナン。3ヶ月くらいずっと止まっちゃってるルヴナン。
「戦うイケメン」の縛りがなくなり自由に描けるようになったわけですが、同時に具体的なターゲット層や目的(コミカライズ化、長期連載化など)からも解き放たれてしまったので、逆に迷いまくる。


・沢山広げてしまった謎の大風呂敷を一旦リセットする
・なんとなく各話を繋げて綺麗にオチをつける
・念のため、引き続きミックスメディア映えを意識する


モヤモヤを解消するにあたって片付けるべき点はこんなものだろうか。最新話の打竹怪談を綺麗に取り入れつつ、全体に芯を一本通せたら最高なんだけど。

そんな地道な作業をしているときに何かしらの感想が頂けたら、とても嬉しい&とても助かりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

わざわざ近況ノートにやばみを晒すことで自分を追い詰める作戦です。どんどん追い詰められて大爆発してほしい、私の活力。どんどん追い詰めたいので、来週は犬王を観に行き、再来週は大日本刀祭りでタオルを振り回してきます。

3件のコメント

  • ああ、わかりみが深いです。
    言葉の海は広く深い。自分の足跡が物語になるというのに、足取りは迷いに迷い……。

    頼りになる友人がいらして羨ましいです|_・)

    私も、壁に目標を掲げていつでも志を目にできるようにという想いで、Twitterの方に、他人にとってはよしなしごとであろうことを書き綴ったりします。

    お互い、頑張りましょう。いつか書けるはずの最高の物語のために。
  • ああーっだんぞうさん!
    コメントありがとうございます、ちょうど良かったです。

    異世界ファンタジー関連のツイートを見ていて、有益なことを言えないタイプの小人ながらリプライを打ってたんですが文字数足りなくて。

    私もリライト済みの2〜3話を拝読しましたが、仰っていた通り、口語の部分も含めて文は読み易いと感じました。
    これは他作品からの印象ですが、登場人物の一挙一動(展開)も物語として自然で、展開のテンポに違和感もなく、本当に読み易いと思います。

    私がその先を読まないでいるのは、単純にラブコメが私のフィールドではないからですね。

    未見の際はタイトルから「海藻を食べる文化がない異世界で、ニッチな海産分野で成功するのかな?」と思い込んでいました。(あとそっちの海苔はエロ同人作家しか知らないスラングだと思ってました)

    私はそもそも件の作品の想定読者からズレていると思いますが、とにかく「ああ、思ってたのとかなり違いそうだな」という印象を受けた記憶があります。

    情報が少ないですが、読者ではなく文を書く同志目線の感想はそんな感じです。


    テストを受けて誰にも採点をしてもらえず放って置かれるのも頭が痛いですが、もしも誰とも知れぬ人にマルやバツもなしに点数だけ書かれても納得がいかないかと思います。
    私だったら多分床に転がってバタバタしながら「ちくしょう!ぶん殴ってやる!!」と郷里大輔氏のような低い声で咆哮してる。

    私は友人に恵まれていると思いますが、かなり条件を絞り、信頼できる人にしか頼めないですよね。
    コメント欄でも、ときに無責任な意見や極端なことを言われる可能性がありますし、最初の一文しか読んでないのに適当なことを書かれることもあります。

    だからこそ、自分にとって有益だな!と思える感想に出会える幸せったらないですよね。そういうときだけは多少自惚れたいものです。

    だんぞうさんは私にとっては100歩も200歩も先を行く方で、既に沢山の物語を書かれている作家さんに頑張りましょう、と言っていただけるのは、正直とても光栄です。私は去年からさっぱり筆が進んでないですからね。

    我々の大事な物語を、これからもずっと大切にしていきましょう!


    かしこ
    無益な小人より
  • こんなにもたくさん書いていただき、ありがとうございます――と、ここでさらに返信しちゃって良いのか躊躇われますが、返信を持ったままウロウロしていると郵便屋の山羊さんに食べられちゃうので書いてしまいます|_・) ←

    作品へのご感想について、改めてありがとうございます。

    そして頂いた感想から、ごくごく当たり前のことに私が気づいていなかった、という気づきがありました。
    おっしゃる通り、読み始めた物語って最初の数話で方向性を見極めますよね……そういう意味では、ちょっとミスってますね、私。
    実はラブコメなんかには全然ならなくて、状況的にもハーレムかよと思わせておいて……みたいな流れなのですが、あらすじ含めて、最初のあたりではそれは見えません。
    私は傲慢にも、物語をちゃんと最後まで読んでいただける前提で書いちゃっていたんだなと。それは読ませる努力を怠っていたのとニアイコールでもあるように感じます。
    流れを変えるつもりならば今日日、ある程度の匂わせはマナーかもしれません。逆にラブコメだと思って読み進めてしまう方にとっては「おや?」となってしまう恐れもあるわけですものね。

    タイトル同様、あらすじ書くのも苦手な私ですが、作品は今のまま続けるにしても、あらすじに関してはまだまだ工夫ができるかなと、貴重な助言をいただけました。本当にありがとうございます。

    いやなんか根本的に大事なことを教えていただきました。
    やはり他人の目ってのはありがたいなと思います。

    それからどさくさ紛れにたくさんほめていただいておりますが、いやなんかもうこんな未熟な私ですみません。
    心の根っこには、高校時代の恩師(受験のため小論文を個別に指導していただいた国語教師)に当時言われた「君は面白いことを考えるが、それを他の人が読めるように表現できていない」というお言葉がずっとこびりついて残っていまして、もっと伝えたいと常に考えながら足掻いている感じです。
    作品数が多くなったのも、なかなか「伝えきれたな」にたどり着かなくて……なんだと思います。

    さて。
    「筆が進まないときには、別の物語を書けば良いのよ」とは、かのマリー・アントワネットも言ってはいませんが、筆が進まないのはしんどいですよね。主に焦りで。
    物語の方向性が決まらない場合と、表現が定まらない場合と、筋は決まっているのに現時点からそこに至るまでの間を埋める部分がどうにもしっくりこない場合と、多々ありますが、物語の現在書けないその先について、付箋などに書き出して見るのはいかがですか?

    脳内に置いたままのアイディアって、形が定まっていないようで案外頑固で融通がきかなかったりします。自分の頭から切り出して外へ出し、視覚で第三者的に俯瞰できる位置に列挙することで、アイディアを保持していた脳内メモリーが解放され、純粋にアイディアを組み合わせたり並べ替えたりに集中できるようになります。
    付箋ならば、まとめたり、順番を変えたり、捨てたり(使わないゾーンに貼り直すだけ)、新たに書き加えたり、簡単にできますし、今まで組み合わせるつもりがなかった二つの事柄を同時に見ることで新しい可能性に気づけたりするかもしれません。

    私はどうしようか迷ったときは、一人の読み手を想像することがあります。まあ、大抵は自分自身なのですが、その読み手が読みたいものはなんだろうって考えて、取捨選択することもあります。
    「一本の芯」の基準として、一本のものさしとして、特定の誰かを読者として想定してみる感じです。

    船頭多くして船山に登るじゃありませんが、何でもできるって考えちゃうと選択肢の多さにゾッとしがちです。私が呟怖を書く時、お題をもとに書くことが多いのも、ある程度方向性を絞った方が筆が乗るからなんです。
    できることが複数あっても、それの中でどれを一番やりたいのか、優先順位をつけてあげると、案外書きやすくなるかもしれません。

    ああ、長くなってしまいました。
    今夜はこのへんで失礼させていただきます。

    ではでは。
    こびとさんには本当に感謝!
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