遠森 倖

　最初はブロマンスが読みたい！という軽い気持ちから読みだしたのですが、ヘレとマティアスの泥棒コンビの掛け合いと共に、作者のこだわりとセンスが強く光る描写に強く惹きこまれます。 　ヘ…続きを読む

　世界観、設定が非常にしっかりしていて、読み進めるうちにするすると入り込んでいけるタイプの物語でした。 　色彩コード、フォーマット、などのIT用語を散りばめつつ、センスの光るソリッ…続きを読む

　熱を持った銃身の焼ける臭いと、血の匂い、爆ぜる肉。映像として浮かび上がってくるような、激しくテンポの良い銃撃戦の描写。だけどそれが必要以上に生々しくないのは、独特の一人称で語られ…続きを読む

　本当にすごい。どうしてこの文字数で、ここまで綿密な設定で説得力をもたせて小説がかけるのだろう。登場人物を限られた数にしていることで本筋が散漫にならないからなのか、無駄な描写が少な…続きを読む

　ブロマンス小説を探しています。という企画にご参加いただき、こちらを拝見させていただきました。 　完結作品という事もあり、安心して一気読みし、死者の爪先まで消費してやろう貪欲さと、…続きを読む

一人称で語られる文書の中で、現実と夢を見行き来する主人公の描写が面白いです。まだまだその先は見えませんが、彼と一緒に先ずは夢の中を揺蕩ってみようと思います。