プレイハード

作者 鈴界リコ

8

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★★★ Excellent!!!

 最初はブロマンスが読みたい!という軽い気持ちから読みだしたのですが、ヘレとマティアスの泥棒コンビの掛け合いと共に、作者のこだわりとセンスが強く光る描写に強く惹きこまれます。
 ヘレの愛する車や、悪党殿が繰り出す武器の描写に飽き足らず、芸術から二人が渡り歩く国々の雰囲気まで――正直自分にはわからない単語も所々ありましたが、それ含めて築き上げられた世界観であり、思わずどんな車に彼等は乗っているんだろう?最後に登場したド派手な●●●●●●って?と調べたくなること請け合いです。
 ここまで二人の男泥棒コンビが、と散々言っていますが魅力的な女性キャラクターも登場しますよ!個人的には浮世離れしてるつもりなんてちっともないのに、っていうミリーが大好きです。

 最後に私事になるのですが、下記サイトにてカクヨムスコッパー日記を書いており、こちらの作品を掲載させていただいております。(過度なネタバレや引用は避けるようにしています)
 http://story-egoscooper.hatenablog.jp/
 掲載に当たり問題になる記述等有りましたら、削除対応いたしますのでご一報いただけましたら幸いです。

 素敵な作品をありがとうございました!

★★ Very Good!!

 まあもう単純に言ってしまえばスパイ・アクション。彼らはスパイじゃあないけど、それがどうかしたか。ミッション・インポッシブルみたいな奴。背後に強力な組織がない、自分の腕だけで世の中を渡っている二人組なので、余計に話はシンプル。
 過剰な説明はなし。かっこいい二人が、かっこいいことを言いながら物事を分かりやすく解決していく。世界にこういう奴らが跳梁跋扈していて欲しいという夢をシンプルに叶えてくれる話。
 登場人物にも一切の無駄がない。


 美術品に関しては、ギャラリーフェイクでも通読していれば特に問題ないと思いますが、ポロックの絵を事前にググっておいたり(まあ、マティアスの(少々ぶっちゃけ過ぎた)説明で大体すべてが分かりますが)、とフランク・ロイド・ライトっていうのは有名な建築家ですね、という話を抑えておくと余計な混乱はしなくて済むでしょう。
 あとはポップコーンでも抱えながら楽しみましょう。余計なことを一ミリも考えなくて済むので人生がハッピーになります。そういう話です。そういう話が世に満ちることを俺は望んでいます。面白かったです。