須堂さくら

二十四時間営業ではないコンビニ・佐和商店。客は気付いていないが、夜はお化けがわんさか出るお店。この佐和商店で働く女子大生・芽吹菫と、呑気な先輩おじさん・榊晃次郎はどちらも霊感有り…

暴力描写あり、と設定しましたが、弱めです。 童話風なお話し。

　氷室文那（ひむろ・あやな）は異能力者。その異能力の代償で、彼女はとある症状に悩まされていた。 　それは「とても眠いけど、眠ることが出来ない」ということ。 　お陰で日常的に苛…

青春ものからファンタジーまで、今まで書いてきた小説を纏めた短編集です。 なろう・ぷらいべったーにも同様のものを掲載しています。

KAC20235 第５回お題「筋肉」に参加しています。 美術部に所属している「私」は、毎朝、練習場の近くで絵を描いています。 描いている絵についての顧問の先生とのやり取りをお話…

少年は両親の経営する店を継げないけれども、両親が大好きだった。 少年がマラソンの練習をするときには、いつも両親のことを考えていた。両親に捧げたい言葉を探したが、見つかったのだろう…

KAC20231 第１回お題「本屋」に参加しています。 閉店後の本屋さんで過ごす店長の日常（？）です。 本たちが自己主張してくれたら可愛いかも、と思って書きました。 読んでいた…

「私達は弱い竜だ。雨を降らせることしかできない」 雨降り竜のリンは父を亡くし、逃げ出した先で人間の兄妹に出会う。 二人に傷ついた心と体を癒してもらい家族として幸せに暮らす。 …

1話完結、300字ぴったりでお届けする物語。 絵画のようなワンシーンを目指します。

　雪の降りしきる寒い日。 　少年・たくは、とあることから、近所に住む「おじさん」と交流を重ねるようになる。 　二人は雪の中、温かな日々を過ごす。

技術戦争〈世界を滅ぼす〉大戦後に成立した都市国家で、松本山次は自警団〈アンダーライン〉の第三部隊副隊長となる。上官や同僚とともに都市国家の中で起きる密採掘／不法労働、密造などの事…

　遠い北の国から、夏休みに一人暮らしの兄を訪ねて日本にやってきた双子の兄妹。淡い金髪に菫色の瞳の二人の眼には、普通の人には視えない「何か」が映るようで——？ 　気温も湿度も風習…

人間を憎む夜の女神マヨイド、それに仕える精霊リドリナと人魚のアドアナ。切り立つ崖と静かな湖畔で繰り広げられる血濡れた哀しい物語です。 モデルとなってくださり、かつアイディアを出し…

5000字以内の短い話を不定期に載せていきます！！ 基本的に、一話完結。

「奪う」「傷」「一瞬」のお題をいただいて書いたものです。ありがとうございました。 美術の課題に手こずる先輩と、見守る後輩。先輩が見つけたきらめきとは。

「貝がら」「いつもの」「面影」のお題をいただいて書いたものです。 仲良し夫婦と思い出のお土産の小話。 めいっぱい幸せな二人を目指しました。

ある時は家族、ある時は友達、ある時は見知らぬ他人。 アヤとミツキの見たひと月の風景。

文字で書いたスケッチブック。最終話のみ短編小説になります。 2022年7月開催「文を綴り披く月」参加作品。

　イラつきながら紅葉や銀杏の葉を眺めていた少女はとある青年と出会う。 「僕の絵のモデルになってくださいませんか」 　そうして絵描きの青年と、踊る少女の逢瀬が始まる。

古書店「猫ノ目書房」に毎日入りびたる優史は、少しずつ人ならざる者たちと交流していた。 彼が「すこしふしぎ」な真っ黒い生き物と過ごす、ゆるめの人生の夏休みのお話。 Twitter…

浄化の力を与えられ、魔女見習いとなった９番目の複製体の少女、フジコ０９。 任務として降り立った場所は、テーマパークの廃墟である「奈落」。 そこに住み着く黒騎士、通称奈落のネザアス…

　明治初頭のある夏の日。 　物書きを目指して執筆活動に勤しむ青年、斯波朱華は、ひょんなことから良家の子息やその従者たちと共に、山あいにある千世ヶ辻村へ向かうこととなる。 　かつて…

　──明け星学園。 　それは、この辺りでその名前を知らない人はいない。……それほど有名な、エリートの中のエリートの集まる高校。 　……そんな学園に、「とある事情」で転校してきて…

浄化の力を与えられ、魔女見習いとなった９番目の複製体の少女、フジコ０９。 早速与えられた任務の先は、人々が見捨てた娯楽の園の廃墟だった。 降り注ぐ泥の雨に触発された魔物たちに…

浄化の力を与えられ魔女になったフジコ09ことウヅキ・ウィステリア。 情勢が安定した途端、お払い箱となった彼女は、僻地の島の灯台守として派遣される。 その島の入江には、名もなき黒い…

『異界』。ここではないいずこか、無数に存在し得るといわれる平行世界。 未知の世界を観測すべく選ばれたのは、刑の執行を待つ死刑囚Ｘであった。 目に見えない命綱だけを頼りに『異界』に…

学生にとって、席替えはいつだって大イベントである。 それはカースト最下位のぼっちである鈴本克巳も同じことであった。せめて穏やかな学生生活をを求める克巳は陽キャグループに囲まれない…

少し不思議だったりそんなことなかったりする現代を主に、色々な人の話を載せています。非現代、ファンタジックなものもあります。どれも1話完結で、単体で読むことができる短編集です。ジャ…

とある事情でツーリングをしていた青年は、ひょんなことから某県F市にある村に足止めを食らうことになる。 気安く親切な老夫婦が、やや強引に勧める飯と酒。不意に意識を取り戻したらば白装…

※落語『死神』のサゲ（いわば　オチ）に相当する、ある理屈（死生観？）を題材にとっています。この作品を読む方にとって上記落語のネタバレにも通じる面があります。気になるならそっ閉じで…

殺戮神と、生贄の少女の話。 執筆時期：高3 夏

何事にも興味が湧かない「私」。 親や先生からの抑圧に耐えかねて、友達と今話題の「電脳世界」へ逃げ込む。 そこは人間たちの夢見る、欲望と希望の世界だった。 それでも「私」は居場所…

ブラック企業勤務のおれ・高橋海斗は、母さんから電話で「じいちゃんが亡くなった」と連絡を受ける。母さんによると、じいちゃんは亡くなる間際に「俺の遺品整理は、海斗にやってほしい」と言…

　とある中学生、蛍太は、東京に単身赴任をする父に会いに、夏休みを利用して東京までやって来ていた。そこで謎の者に追われる少女、美月に出会う。 　東京某所。彼らの少し不思議な7日間…

昼から夜に移り変わる逢魔が時。別名、大禍時に潜む妖達は文明が発展するにつれ、人工の光に追いやられ、忘れ去られていった。そして、宇宙時代、人の記憶や語り等というあやふやなモノに己の…

2022年7月1日～31日開催の「文披31題」というイベントによせて書きます。あらかじめ決められたお題に沿って、毎日ひとつずつ書いていこうと思います。 詳細はこちら https:…

星の一生は、長いからこそ、悲しく美しいのだ。 ※Twitterへ載せていたものに、加筆した作品となっています。

　とある小説家は、劣等感に苛まれていた。 　──あの小説家が目障りだ。アイツさえいなければ、俺はもっと──！！ 　だから小説家は。 　悪魔と契約した。 　── 　物…

　夏の気配が色濃くなりつつある、とある日のこと。平凡な日常を享受する女子大生のもとに、ふわふわ浮遊する自称幽霊の男が現れた。 　未練なし、祟り実行済み、成仏希望。それなのに現世を…

現代ドラマ短編小説 主人公は何をやっても上手に事を進められない平均以下の少年。何度も何度も挫けそうになるが、諦めずに頑張り続ける主人公にスポットライトが降り注ぐ時は来るのか？ …

妻の純恋（すみれ）が久々に手料理を振舞ってくれるらしい。何を作ってもらおうか考えているとき、料理番組が始まった。紹介されているメニューは、豚肉の生姜焼き。よし、これを作ってもらう…

怪我で寝たきりの生活を送る少年・愛斗（まなと）。彼は星の王子さまが大好き。七夕の日、母ちゃんと短冊に願い事を書くことになった愛斗は、「ほしにいきたい」と書く。それに対して母ちゃん…

Twitterの140字小説で書いたテーマをもう少し深く掘り下げて書いた作品達。一話完結で大体二千字以内を目処に書いています。