電脳世界でも救えないのは、意欲の無い人だ。
何事にも興味が湧かない「私」。
親や先生からの抑圧に耐えかねて、友達と今話題の「電脳世界」へ逃げ込む。
そこは人間たちの夢見る、欲望と希望の世界だった。
それでも「私」は居場所を失っていく。
それは、「私」がそんな楽園でも救われない人だったからだ。
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それでも「私」は居場所を失っていく。
それは、「私」がそんな楽園でも救われない人だったからだ。