達見ゆう

峰岸浩太郎はアメリカの研究所に勤めるウイルス学者のエキスパートである。 推しロスが続いて、見かねたルームメイトのボブは日系二世の女性を紹介して連絡先交換までなんとかこぎ着ける。 …

　ある日、武蔵野線を使う遠い場所へ転勤が決まった「私」。 　普段なら帰りがけに途中下車して、名所や名物を楽しむのだが、遠距離通勤による時間の関係と緊急事態事態宣言による移動を控え…

「私」はカフェにてWeb小説サイトに執筆している青年を見て声をかけてしまった。おばちゃん特有の図々しさと馴れ馴れしさで、そのままカウンター席の隣に座り、かつてのWeb小説のことを…

　峯岸浩太郎はアメリカの研究所で働くウイルス学者のエキスパート。 しかし、私生活の方は奥手、推しロスが続くとなんだか冴えない。 　黙々とアメリカに生息する十七年セミの標本を作る…

最近、夜になると奇妙な女が現れるという噂を聞いた。 青い服やバッグ、アクセサリーなど付けた人に声をかけ、返事によっては命を奪われる。 しかし、僕の奥さんであるユウさんは信じなか…

七月の夢月七海さんの自主企画「同題異話」の参加作品です。　 まさかの推しの想定外の結婚に落ち込む浩太郎。ルームメイトのボブは気晴らしにと、生物好きでもある浩太郎のために海辺のカ…

　学者峯岸浩太郎はアメリカの研究所に勤めるウイルスのエキスパートである。普段はウイルスまっしぐらだが、憧れの女優になかなか献本ができずに悩んでいた。 　そんな時、日本からその女…

峯岸浩太郎はアメリカの研究所に勤めるウイルス学者のエキスパートである。 最近は新型コロナウイルスの影響もあり、メディア出演も増え、本も増刷が決まり、さらに新刊の出版が決まった。…

　峯岸浩太郎はアメリカの研究所に勤務するウイルス研究のエキスパートである。 新型ウイルスが世界中に流行している影響で、SNSで情報を発信し、先日ついに初めて本を出版した。 　僕は…

香鳴裕人の自主企画「同題異話SR」参加作品であり、「私と蓮見」シリーズの最終回でもあります。 シリーズ機能が実装されたらまとめる予定です。 季節ごとに格好が変わる変態の蓮見先輩…

香鳴裕人さんの自主規格「同題異話SR」参加作品です。 「Dear　K」から始まるラブレター、書いたのは誰なのか、誰に宛てたものなのか。 と、書くとミステリっぽいですがすっかり…

S県浅葱町はアサツキが特産の小さな町である。ここにある町営老人施設「若葉苑」。ここはボケ防止のためになんでもセルフサービスで行う、が売り物の施設だが、結局自分で何でもしなくてはな…

真冬の寒いある日、私は蓮見先輩もとい瑠璃子先輩、弟の佳樹さんとお出かけをしていた。 瑠璃子先輩が｢リフレッシュするのも美容の一環｣と言うことでお勧めスポットに案内してくれるとのこ…

20✕✕年、日本は世論に屈して公務員を大幅削減、給与カットに追い込まれ、毎日のようにサービス残業をするブラック企業と化していた。 公務員は少しのことでもマスコミの餌食になるため、…

何だかんだ腐れ縁兼メイクの師弟関係となった私と蓮見先輩。 ある冬の寒い夜。仕事帰りに公園を通りかかるとゴスロリした蓮見先輩がいた。 こんなに寒いのに何をしてるのか尋ねたら｢雪を…

何だかんだで腐れ縁となった春夏はマッパ、秋冬はゴスロリをする変態の蓮見先輩の女子力の弟子入りをした私。メイクをマスターしてゆくゆくはヅカを……しかし、現実は甘くなかった。

　中秋の名月なのに、コーヒーもお菓子も切らしていた「私」はコンビニに出かけることにした。 　このパターンはあいつに出くわすフラグな気がするが、まあ気にしない。 と、思ったら変態第…

通学時間は朝も帰りも、隣のクラスの中山和奏と一緒だ。帰り道が全く同じという訳ではない。 振り返ると二人の後ろにいる奴に気を使っているのだ。彼らはこの世の者ではない。いわゆる守護霊…

ひょんなことの積み重ねで勝手に｢私｣を変態仲間に認定してきた蓮見先輩。 一人飲みのつもりで入った居酒屋でよりによって蓮見先輩と相席となる。先に飲んで酔ってた先輩は衝撃的な一言を放…

人に言えない願望をこっそり飼っている九官鳥にだけ話していた。そのうち真似するようになったが、家の中だし問題ないと思っていた。 しかし、ある日九官鳥が逃げてしまった。早いところ捕…

｢午前三時の小さな冒険｣https://kakuyomu.jp/works/1177354054896756864 「間違いなく君だったよ」https://kakuyomu.jp…

｢午前三時の小さな冒険｣https://kakuyomu.jp/works/1177354054896756864のまさかの続編です。 あれからなんとかして、会社に復帰した「私」…

普段はショートショートや短編、スイッチ入ると長編を書く筆者。昨年あるトラブルに巻き込まれ、警察へ相談する羽目になりながらも短編部門は二作が一時選考通過。 その後スランプに陥るもの…

「私」は真夜中に目が覚めた。時計を見ると午前三時。 また、お酒を飲んだ後にベッドに倒れてそのまま寝落ちしてしまった。歯磨きとメイク落としをすべく、立ち上がり一通り終えたところで目…

リョウタは急いでいた。妻がLINEに反応しない。 最近は不審者が出ると聞いた。 もしや、妻は……とにかく急ごう。 ｢なんとなくブラジル｣ https://kakuyomu.jp…

年金受給者のキヨコは表向きはパートタイマーで清掃員、でも裏稼業では殺し屋のおばあちゃん。今日も愛用のモップ片手にターゲットをお掃除します。 「パートタイマー殺し屋」https:…

｢とりあえずブラジル｣のスピンオフ作品です。単品でももちろん楽しめます。 ｢私｣はタイを一人旅していたが、リスク回避のため屋台で一人ご飯をしていた彼に声をかける。タイ国内限定のバ…

｢俺は死にました｣ こんな奇妙なラインが夫から来た。イタズラかと思ったが、家に帰ると出ていった形跡は無いのに姿が無い。 家の中を捜索すると床に落ちた鏡から闇が溢れていた。 まさ…

流しの寿司職人、馬場寿子。流しでありながら、その腕前は一流であらゆる富裕層の顧客も多かった。 しかし、ヤクザの浜寿司（ハマヒサシ）の要求を断ったために激怒させてしまい逃亡者となる…

鬼のように厳しい風紀担当の教師、鬼澤平太。通称｢鬼平｣と呼ばれて恐れられている。 だけど、あたしは名前を覚えて欲しくて今日もわざとギリギリに登校する。 自主企画｢第六回 横暴編…

ゆあんさんの自主企画「筆致は物語を超えるか」に参加している作品です。 フレーズ評価OKです。 海斗は夏休みを利用して祖父の故郷である海辺の街へ遊びに行く。海が綺麗だけど、海斗…

普段はショートショート、たまに長いの書いても中編止まりの作者。 ドラゴンブックコンテストに挑戦して１６万文字を達成したことや、その作品は落選したけど、フォロワー１００人超えしたこ…

我を喚ぶ声がする……勇者たちが呼んでいると召喚の呪文に引き寄せられて来たはいいが……。 ※自主企画「第5回　読ませて！横暴編集長！」https://kakuyomu.jp/us…

俺はカクヨムに小説を執筆しているが、なかなか進まない。なぜならば監視AIがうるさいからだ。

「おめでとうございます！ あなたが当選しました」 俺は当選商法という詐欺を働く詐欺師だ。 今日も一本の電話をかけたら、相手の様子がおかしくて……。

娘婿が失踪して明日で三年となる。 ひどい男だったからある意味、娘が解放されて三周年というめでたい日ともなる。 私と夫は時計を見ながらしみじみと会話をする。 ネタばれするので作…

夢の中に迷っている。早くここから脱出せねば眠りから覚めることができない。

慌てて乗った電車。止まった駅名から乗り間違えたことに気づいた。とりあえず、降りて戻らないとならない。 電光掲示板からして、乗り換えまであと三分。

俺は結婚詐欺師。しかし、相手の女性には騙されたと気づかせないマイルールがある。 数々の女性からそうして金を巻き上げてきたが、誰も詐欺とは気づかれずに逃げ切った。 そして、今夜もカ…

私は日本人になりたくて帰化申請したけど、日本語ができなくて不合格。それから夫による猛特訓が始まった。 ニホンゴ、ムズカシイヨ！！

ここはカルダモン共和国とナツメグ帝国の国境線。両国の戦争は長期化して激化していた。 あたし、カルダモン軍の軍曹アイリスは今日も敵であるベイリーフを捕らえるべく接近戦を仕掛ける。 …

トラックにはねられて死んでしまった俺。女神は異世界転生に条件があると言い出した。なんでも二番目しか選べないというのだ。 「メッセージはフクロウの中に」https://kakuyo…

ガラス細工職人だった彼が事故で亡くなって三ヶ月。私は未だに立ち直れない。ある日、彼の遺した作品を眺めていると……。

入管職員のマコトは怪しい外国人と入管窓口でやり取りをしていたところ、突如光に包まれ、祖母と共に異世界に転移してしまう。 外国人の正体は異世界の魔導師であり、勇者の召喚をし過ぎた…

2019年、Web小説サイト「カキヨミ」はコンテストを開催したが、「Wild SAMURAI 」と呼ばれる集団による不正行為が蔓延し、カキヨミ運営は対応に疲弊していた。 編集部…

齊藤紅人様の自主企画参加作品です。

ゆあんさんの自主企画「筆致は物語を超えるか【明日の黒板】」参加作品です。。 高校卒業式の日、俺は入学以来片想いしていた春子へ告白をするが、あっけなく振られる。その夜、教室へ舞い…

皆さん、古くなった指輪はどこへ行くかご存知ですか？ リフォームされるばかりではないのですよ。

アタシ、美優。SNS映えするキラキラ女子目指してるの！ でも、SNS映えにはお金がかかるから家賃を抑えるために安い事故物件を日々探してるの。 霊感は無いから事故物件でも曰く付きで…

「曼珠沙華を持ち帰ると火事になる」 いつだったか、そんな話を耳にした私はあるいたずらをした。 それ以来、私は曼珠沙華が嫌いだ。 あの花が私の罪を見張っているようで。