トダカ

この国の史学だけなぜか1945年から「現代」としてますが1991年までが近代工業社会、1992年から情報社会で現代ですよ。つまり1945～1991年というのは後期近代社会であって…

きびしい体育会系社会のなかでたくましく生きるシンデレラのお話です。（タイトルはシン・ゴジラが流行ってるからつけただけです。）

運転手がパンダの格好をした奇妙なタクシー。 家路に向かう車内で交わされる会話はいつしかパンダの身の上話に。 疾走していくタクシー。 剣呑さを増していくパンダの自分語り。 その行き…

猫は人には見えないものを見るという あの猫は何を見ていたんだろう？ 近所の空き家 真夜中過ぎ 今日も明かりが点いている 猫の鳴き声が聞こえる

偶然の再会 学校の怪談がよみがえる 2700字　一話完結 後味苦め

イマジナリー猫と僕のお話です。

オタクくんの彼女がチャラ男に寝取られ、さらに彼女がチャラ男から寝取られ、その又貸し状態から更に……という止まらないNTRの連鎖にピリオドは打たれるのだろうか。

騎馬民族であるガルマル人の侵攻を受けたバシュタイル帝国は、これを撃退するべくサルテパトの地でガルマル人との決戦に挑んだ。しかしその決戦の前夜にバシュタイル帝国皇帝ラートイが崩御し…

第五回こむら川朗読小説大賞参加作です 男→男巨大感情要素を含みます

活動家ワトゥ＝アーサー＝ニェウシとその盟友クリスティーネ＝スタインの物語。 ――あなたという得がたい友人を得たことは、私の生涯の誇りです。

ふうん、と母は答えつつ、目玉焼きを二つに割った。とろり、と半熟の黄身が溢れる。ぱっくりと割れたその格好は、どこか傷口を思わせた。鋭利な刃物で、切りつけられた真っ白い皮膚……。

猫派による猫の話です

偽教授杯のために書きました　好きな子の横で派手に死んだ男が好きな子に憑いている話です

二段ベッドの話を書きたくなったので書いてみました。

自主企画「偽教授雨天杯」のために書きました。複数投稿すみません。縛りがあって書くの楽しいです。でも条件満たしてなかったらすみません。チキンです。

見知らぬ後輩が押し入れから転がり出てきた話。

「将棋で私に勝てたら付き合ってあげる」 八年後の今、その言葉を現実にする。 世の中に疲れてしまった棋士と、初恋を拗らせている中学生の話。 ©️三ツ沢ひらく 2021〜 All…

黒猫のシピとくらす、代書屋のおじいさん。　おじいさんはある日、「自分のためには文字を書かないの？」と問われますが……

核の炎で世界が焼き尽くされた後の近い未来の日本。そこで生きていた私と真宵。だけどもう、この世界には食料も水も残ってなくて。そこで二人の下した決断とは。これは、愛と悲しみの物語。

中学校の帰り道。 ふわふわと体が浮き上がり、未確認飛行物体に誘拐されそうになっている。 淡い光が全身を包み、ゆっくりと宇宙船へと吸い上げられて、既に地上三メートル。 だがし…

眼窩には、くしゃくしゃになった、目の残骸だけが残っているんだ。栄養を吸われて、空っぽになった僕の眼球。可愛い、可愛い、僕の右眼。黒ずんで、湿った瘡蓋みたいだった。ぽたぽたと、白っ…

正月に九州の実家へ帰省した翔太。 滅多に雪がつもらない街は大雪で、美しい銀世界へと変貌していく。 久しぶりに会う両親は、年々年をとっていき、血のつながらない妹は、仕事で家を留守…

それは、いわゆるマネキンとは、趣を全く異にしている。全体に作りが稚拙であり、表面の磨きも不十分だ。大人と同じくらいの背丈であるのに、比して足がやたらと短い。直線的、と表現するのが…

巨大ロボ同士が戦う話。 対怪獣兵器となった男は、怪獣が一匹残らず駆逐された後、自分が「正義の味方」ではなくなったことを実感する。

――山城の国小椋といふ所の農人、久しく心地悩みけり。或時は悪寒発熱して瘧の如く、或時は遍身痛み疼きて痛風の如く、さまざま療治すれ共しるしなく、半年ばかりの後に、左の股の下に瘡出来…

　殺人を犯したＡＩと、その過去を探る教授。価値観の異なる相手との対話の先。教授には一つの願いがあった。 ※5/29締め切りの第一回厨二病小説大賞に間に合わなかった遅刻作品です…