異世界を舞台にした人種問題に関する作品。
……なのですが、そんな言葉には収まらない、想いが溢れるお話でした。
良いとか悪いとか、正しいとか間違ってるとか、そういうことではなくて、彼らのことをそのまま受け入れてしまう。そのくらいの熱量を感じました。
前半で描かれる社会の中でのニェウシの在り方も、後半のスタイン先生の活動も。
ただ、熱量とはいっても、どこか穏やかに語られていきます。
凄く洗練されていて、ホントに私には言い尽くせないほど素敵な作品でした。
SDGsが話題になる昨今、是非おすすめしたい作品です。難しいテーマではありますが、とても読みやすかったです。