sim

ーーその声を聞けば、我が身は揺れるーー 平家一門が壇ノ浦に沈んで間もない頃、兄の打った刀を持って行方知れずになった従妹を探す錬十郎は、伊予国桜井村で修行僧の浄心と出会う。四国八十…

式国（しきこく）――日本の隣に位置する独裁国家。この国の17歳の少女カランは、幼い頃から工作員になることを夢見ていた。 カランの幼馴染・シオは、落ち着いた性格の頭脳派で、カラン…

旅する『私』は密林を彷徨う。歩けども歩けども続く緑の闇、金の瞳をした虎、そして水の身体をもつ乙女。 歌を織り込んだ空想旅行記。

あなたはどうして、夜空には無数の星が存在するのか、知っていますか？　チヒロとセイヤのこの物語を読めば、答えが書いてありますよ……。

下記の自主企画にエントリ。 ◆フィンディルさんの企画 『あなたの小説の方角はどちら？』 ※タイトルの「。」は企画の条件。 ◆クロノヒョウさんの企画 『第51回「2000文字以…

夢で見た月の都の世界に憧れ、創作の道を志した文子。彼女は無事プロになり、今日も原稿の締め切りと戦っていた。そんなある日、急に月の扉が開き、白くもふもふのうさぎが中庭に降り立つ。異…

前に進め、下を向かずに 短編です

　『私』が出会ったその双子は、余りに可憐であり、尚且つ世界中から狙われる理由があった。少年は浮世の仁義に倣って、双子の危機の為に一肌脱ぐ！　立ち塞がるは宇宙の使者に5人の権力者！…

なんとなくオチから考えてみました。 エッセイはこんな感じでいいのかは謎です。 問題ありそうなら、指摘いただくと取り下げます。

「明日の夜明けまでに私を相模湾に移送してください」 ――二〇〇八年夏、私は予備校の夏期講習で彼女と出逢った。銀河政府の地球調査用人工生命体だと自称する彼女は、私に奇妙な依頼を持…

雪に閉ざされた黒神山地には雪の下に生える"発狂人参"がある。氷温で凝縮され滋養強壮に富むその人参は地元の人参マタギを活気づけてきた。ひとクチかじれば元気いっぱい健康家族！

出世を目前として順風満帆な主人公が、ライバルとの理不尽な競争の中、押してはいけないボタンを押して飛んでいく話。

　自転車で転んで入院している私の元に、お見舞いに来てくれた彼氏。けど彼はいつも、私以外の女の話をする最低の浮気男なんだ―― ※一話完結のショートショートです。

眠りについた人類は戻ってこない。地球に取り残された少年は、自分は何者なのかという問いを抱えたままたったひとり生きる。人類を眠りにつかせた原因である食物テロのために地上の食糧は限ら…

二〇二〇年の夏、新型コロナウイルス対策に奔走する日本政府の医療政策立案者に届いた奇妙なメッセージ。それは、近い将来に起きる最悪の危機を予言していた。メッセージは告げる。全力で奴ら…

セルフレイティングはいれてますが、念のためです。

人を食って陸で生活するようになったらしい。昔は女の子だったらしい。実家は海底宮殿らしい。死ぬ時は泡になるらしい。人魚の肉を食べると不老不死になれるらしい。鱗はどんな宝石よりも高く…

旅する『私』は白い砂漠を渡る。砂粒のひとつひとつが水晶であるその砂漠と、廃墟に残されたもの。 歌を織り込んだ空想旅行記。

不穏に包まれてゆく世界を少年目線で彷徨うお話です。 日本を舞台にクトゥルフものをやりたくて書きました。 ジュブナイル・ホラーのテイストを目指しました。

　ハルは月の花嫁学校でリッカに出会う。クラスメイト達はリッカと同じ顔のクローンで識別名はあるものの、サクラと呼ばれていた。金髪に色白の肌、茶色の瞳、桜色の頬、お揃いのポニーテール…

一話完結式で連載。10日、20日、30日に更新します。スキマ時間にお楽しみ下さい。なろうにも連載中です。