世界崩壊メシ。

飯テロシーンはかなり強烈です……ご覚悟を。で、死にます……ご覚悟を。

なにを言ってるのか分からねえって方、とりあえず二話くらいは読んでいってはいかがでしょうか。先々のことは分からないですが今のところ一話完結形式なのでサクッて読めます。

薫りゆたかな異形のグルメ・ストーリーを次々とつむぎあげて来られた作者様でこその、世界破滅の物語の数々！
つぎつぎと崩壊してゆく世界にあがき続ける主人公、彼の前にあらわれる食卓は、それにふさわしい破滅と崩壊の饗宴ばかり。
糖分、中性脂肪、コレステロール、アルコール……破滅への呼び水となる諸要素が、怖れもなく惜しみもなく積み上げられた、まさに背徳の怒濤。
さあ、この崩壊の宴を厭わぬ者よ。いざ食卓に座られよ。

一話完結。
カロリー高めの背徳メシの食レポ後、毎話、主人公が死に至る短編集です。

個人的には
・背徳メシに合わせる酒
・一話ごとの気味の悪い世界設定
・主人公・麓郎さんの死に様
の3点を毎回楽しみに読んでいます。

ブラックユーモアが分かる人しか、多分、読めないと思われます。
クトゥルフお母さんが経営するコンビニ飯から、毎話、死に続けている頃からのファンですが、文章がちょっと軽めになってます。

そして、ライターの麓郎さんが、ほぼ廃業状態の世界線にいるという点で、時間の経過を感じております。

然程グロではないのに、ブラックユーモアの極みにある、私は好きな作品です。
普通のファンタジーとか…続きを読む

この作品は絶望的な終末世界を様々な形で繰り返し体験することになる、元ライターの麓郎（ろくろう）の物語です。

なぜ人類は滅びたのか？
自分はなぜ生き残ったのか？

その答えを探す麓郎（ろくろう）ですが、やがてその行動は、新たな世界の崩壊を招く皮肉な結果に繋がっていきます。

それでも、彼の手記には、絶望の中にも食への探求心や、かすかな希望を求める人間の姿が克明に描かれています。

終末をテーマにした作品でありながら、料理を通じて生の実感を描き出すユニークな発想と、軽妙な語り口が魅力的な本作。

次々と訪れる世界の終わりを、淡々と受け入れながらも、懸命に生きようとする麓郎（ろくろう）の姿に、あ…続きを読む

「世界が滅んでも、揚げバターは美味い」――🌍🔥

『世界崩壊メシ。』は、文明が滅びた終末世界を舞台に、元ライター・麓郎が「背徳グルメ」と出会うことで世界が崩壊していくという、異色のコメディホラー作品です💀🍔🌍

物語は、毎回異なる背徳メニュー（揚げバター、肉チーズタワーなど）を麓郎が食べることで、世界が破滅し、彼自身も死亡するというループ構造を持っています🔁🔥

終末世界で背徳グルメを食べ続ける男が、笑いと脂にまみれて死に続ける――罪深くも愛すべき食レポホラー🍔💀😂