https://kakuyomu.jp/works/16817330650090488047/episodes/16818093088871388126
127話upしました。
作品世界の、本編とあまり関係ない細かい設定をあれこれ考えるのが好きだったりします。
でもファンタジーなんて考え過ぎると大体どうしようもない無理が生じるものでもあります。
「幽霊は髪や爪が伸びたりするのか?」「幽霊が入浴しないでいると不衛生になるのか?」みたいなのも実はずっと悩み所なんですよね。
フィクションの不死身キャラクターによくあるように、「髪や爪は基本的に伸びず、切ったとしてもすぐ死んだ時の長さまで戻る」あたりが妥当な落とし所なんじゃないかと思いますが(X-MENのウルヴァリンとかそんなだったはず)。
入浴については、汗をかいたりするシーンもあるし、怪異の肉体にも新陳代謝が存在していそうではあるんですよ。
つまり入浴しないでいると表皮の老廃物が気になってくるかもしれない。
という訳で天狗の里にはお風呂があります。
でも新陳代謝があるとすると爪も伸びないと変なんですよね。
ちなみに根岸は生前の習慣ゆえに髭剃りをしてますが、あまり意味なさそうです。
第43話に登場する生前のミケが、瀕死の状態で毛並みが悪くてやせ細っているのに、彼をベースとする現在の猫又ミケが毛並みつやつやで元気にごはんを食べているというのも、ご都合主義と言えばそうなんですが。
これについては「存在が曖昧な弱い怪異ほど死亡時の状態(負傷や病状を含む)に外見が引っ張られる」という設定が一応あります。
ミケは死者をベースとしていますが、幽霊ではなく複数人の怨念を取り込んだ強力な妖怪なので、外見は「生前のミケや怨念の持ち主たちが暴走時に望んだ強く健康な肉体」として再構築されています。
それなら人間に変化する時細身の美少年になるのはおかしい? はい。