「うちのパーティー、全員ヒーラー」、本日無事完結となりました。
せっかくなので、この小説を書くきっかけになった出来事とかちょっと記しておこうと思うんですが…
一年と三ヶ月前、カクヨムで話題だったホラー小説を読む機会を得まして。それを読んでて、途中でこれ怖いから先にお風呂入ろう、と思ってお風呂を沸かしたものの、時既に遅く怖さで入浴が躊躇われる状態。
そこで、「いっそお風呂に入りながら読んだら怖くないんじゃない?」と考えついて、スマホを風呂に持ち込んで湯船の中で読むことにしたんですよ。
結果的には余計に怖くなっただけで、大失敗だったんですが。
ただその時思いついたのが、「幽霊の出る場所で風呂を焚く主人公」でした。
丁度当時書いていた「ファイナルファンタジー14」の二次創作が一段落したばかりで、でもまだ何かファンタジーっぽいものは書きたいなという創作熱だけが沸いており、じゃあオリジナルで書こうかとアイデアを模索していた所だったんで、パッと思いついた勢いで書き上げたのが、最初のエピソード「幽霊古城レイディロウ」です。
この段階では、最初の話だけで終わるつもりでした。
しかしこれもまたタイミング良く、ドラゴンノベルスのコンテストが開かれてまして、締切が一ヶ月後、応募要件は10万字以上。
それならせっかくだから一ヶ月間本気で書いて応募してみよう、という事で、第一部を書き上げた次第です。
正直、一行先の展開も分からない状態で書き続けたんでもう大分無茶苦茶でした。
よくこれで最終的に48万字書いたなと思うんですが、主人公は結構気に入っています。
どうあれ最後まで書ききれたのは、ひとえに読んで下さった皆様のお陰です。感謝申し上げます。
お付き合い頂き、ありがとうございました。