https://kakuyomu.jp/works/16817330650090488047/episodes/16818093087770328594124話upしました。
「魔女の殯」のエピソードはこれにて終了となります。
第三部自体はもうちょっとだけ続きます(別にカオティック・オーダーZとかは始まりません)。
さて、この作品での重要ワードになっている「殯(もがり)」ですが、本編でも軽く説明したとおり、古代日本の風習にそう呼ばれるものがありました。
亡くなった人を専用の小屋や仮の埋葬場所などに安置して、亡くなった事を確認し受け入れる儀式の事です。
火葬が広まってからは廃れましたが、一説によると、この殯を大幅に短縮したのが現代のお通夜だとか。
そういう訳で、まるごと1エピソード使って「殯」の話を書いてみた次第です。
116話の時の近況ノートでも書きましたが、元々はお葬式の場面から物語が始まる予定だったんですよ。だからこれがメインテーマに近いエピソードになります。
どういう趣味してるんだと思われそうですが、お葬式を描いた映画や小説って結構名作多いですし…挑戦したくて…
あと、書き手自身が数年前にとあるお葬式に参列したんですが、故人が前々からきっちり準備を進めてたそうで、遺影もいいのが撮ってあったし段取りもスムーズで、「良いお葬式」ってのはあるもんだなと感心したという経験が、かなりエピソードに反映されています。