https://kakuyomu.jp/works/16817330650090488047/episodes/16818093087379270621122話upしました。
前々回から登場しているラ・ヨローナのアメヤリ、彼女の名前は何だか日本語みたいな響きですが、ナワトル語(中米先住民族の言語)です。「泉」という意味になります。
アメヤリの名前をどうするかはちょっと迷いまして。
というのは、現実に現代の中米地域で暮らす先住民の人々は多くがスペイン系の名前なんですよ。マリアとかフアナとか。
じゃあ現実の文化に即して本作のヨローナもスペイン系の名前にしようかなとも考えたんですが、しかしやはりアステカ系と設定したからには先住民の言語で名づけたいと思い、ネットでナワトル語辞書を引いたりして、女性名に使っても良さそうな単語を見つけました。
現地の人にとって変な名前だったら申し訳ないんですが……
ところでこのアメヤリのイメージは、グアテマラ映画「ラ・ヨローナ 彷徨う女」のヒロインに大分影響を受けています。
ただこちらの映画でヒロインを演じたのはマヤ人女優のマリア・メルセデス・コロイさんなので、メキシコ出身でアステカ系のアメヤリとは国も民族も多分違うと思われますが。
ホラーというより社会派映画という感じで、結構重い話ですけどお薦めです。