https://kakuyomu.jp/works/16817330650090488047/episodes/16818093083312736944111話upしました。
作中で根岸家の飼い犬の話が出てきますが、外飼いの設定にするか室内飼いにするかちょっと迷いました。
現代では飼い犬の9割は室内飼いだそうです。
ただその傾向はここ30年ほどで急激に変化した結果らしく、根岸家の柴犬は死亡したのが本編の13年前、生まれたのは28年前なので、それなら中型犬だし、地方一軒家の話だし、庭の犬小屋で寝起きするのに慣れてたんじゃないかなあと思い、外飼い設定に決めました。
ちなみに人間よりも犬の方が怪異の気配に敏感だったりします。作中世界では現実より番犬としての需要が強く、外飼い率が高いかもしれません。
細かい話ではありますが、動物との関わり方ってキャラクターの印象づけに大きく寄与するので、書き手としてはかなり気を使う部分ですね……。
なお猫形態のミケは、猫好きの相手なら百発百中で落とせるくらいの美猫で人間への甘え方も心得ていますが(彼自身は甘えではなく『接待』と呼んでいます)、根岸は猫形態のミケにそれほどデレません。というのも根本的に彼は犬派だからです。
ただ動物全般が比較的好きだし慣れてもいるので、必要に駆られて抱き上げた時は上手にモフモフしています。ミケも気疲れしないのでその距離感がありがたいそうです。