如月しのぶ

ジリ貧の日本を盛り上げる為、多くの人が集まった。だが特に打開策は見つからず、なんとなく料理の世界大会が決定。優勝を運命づけられた空挙源太郎に対するは、どこまでがんばっても準優勝の…

「一緒に小学校、いこうねえ」 そう言った幼馴染がもう一人いた気がするけど、皆はそんな子はいないと言う。 通学路にある古びた蔵にいるという苔男。ただの作り話と思っていたけれど……。

高校教師の大輔は、春の早朝。通学路のそばの公園で不思議な女子生徒に出会う。 それから、夢を見るようになった大輔は、桜舞い散る夜の公園でその生徒と再び邂逅する。

中高生向けの短編。

　俺がその風変わりな観音像を初めて見たのは京都にある某寺だった。推定築三百年はするだろう古刹のなかで獅子を左右に従えたそれは悠然と鎮座していた。 「子を慈しむ、と書いて、慈子観…

とある中学校の通学路に青い服の少女が現れてから教室にも変化が……

小さい頃から死んだ人の声を聞けるおばあちゃんの元には時々、助けを求める人が訪れる。 そのおばあちゃんは昔、ある出来事のせいで、その力を使うことをやめてしまった。 オカルト要素があ…

風のように走りたいバイクを風にさせてやれないライダーの物語

　それは私の通勤途中に起きた、本当に不可思議な出来事でした。結果、それを無視してしまった私には、一週間後に罰が降り注ぐことに……。 　それを機に、私はそれにどういう意図が含まれる…

この物語は１９８０年代、ミスターバイクという雑誌の読者投稿欄で募集された十和田湖での「星を見る会」を モチーフにしています。 スーパーカブで十和田湖を目指した少年。そして前作・風…

お兄ちゃんの友だちに恋した女の子は原付バイクの免許を取り、成田山新勝寺にその恋が成就するよう願掛けに 行きます。そこで待ち受けていたものは？

赤くて丸い標識に、呪詛と悲鳴が、こだまする。 学校からの帰り道。悔悟と懺悔が、ついてくる。 ＊＊＊ 本作は「学校の朝読で読みたい短編小説」用の応募作品です。 選択テーマは…

クラスメートに強要され、振り返ったら消えるという噂のある道を歩く少女。さて、振り返って消えるのは。

主人公の唯川みのりと成田冬馬は、中学一年生から高校三年生まで同じクラスだった。 二人は仲の良い友達だったが、ある日、みのりは成田がクラスの女子に告白されているところを見てしまい…

　近年不審者情報が多発しています。お願いですから後ろを振り返ってください。 　お子さんに繰り返しお伝えください。頼みますから後ろを振り返ってください。 　老若男女構わず被害にあっ…

十月三十一日、仲良し女子高生の萌美、メイ、かなのは、渋谷に行く予定である。夕方の放課後の教室に居残って、ハロウィンのメイクをしていた三人が、渋谷に急ぐため、駅までの近道をしようと…

　学校からの帰り、検査のために眼医者に寄った主人公は眼底に色を付ける目薬を挿され、視界が歪んでしまう。そんな主人公が視たものは…… 　このストーリーは完全にフィクションであり、設…

５分で読書、短編小説。

今年、小学校に上がったばかりの美羽ちゃんには、ひとつ秘密がありました。 それは、三歳の誕生日に買ってもらった、自分にそっくりなお人形。 双子の妹のように大事にしていたそのお人形、…

大学のレポートに行き詰まっていた「私」。久しぶりに再会した友人から、懐かしい「噂話」を耳にする。それは、成長する中で忘れ去っていた噂。友人から聞いた話を元にレポートを書き進めよう…

通学路、振り返るとそこに迷子の女の子がいた。 家まで送り届けることになったが、少女は「菊の花を五本買ってくれ」や、「人喰い鬼の出る町に行け」など、不思議な要求をしてくるようになっ…

小学生の頃に教室の片隅で聞いた、誰も知らない地元の伝承「女地蔵」。 ある言い伝えがあり、確かめに行こうと友人たちと向かってはみたが・・・。 ホラーというより不思議な話です。 ※…

僕は画面の向こうに居るのが感情を持つ人間だともっと強く理解すべきだった。

私の名前はカスミ、中学2年生の14歳。 とにかく小さい頃から、霊体験豊富で困っています。 金縛りどころか、ハッキリ・クッキリ視えてしまうんです。 てかさ～何だか幽霊にモテモテやね…

　６月。安井高校３年A組に、教室がどよめくほどの美少女が転校してきた。 　彼女――鈴木雪乃はなぜ大学受験の追い込みが始まるこの時期に転校してきたのか。そして理科準備室のブラックラ…

たあいのない通学路での会話、お地蔵さまって何なの？

部活帰りの路地で、明日香は不可思議な音を聞く。少しずつ崩れていくブロック塀に精神を蝕まれながらも、正体を探ろうとする。

夜に広がる異形の世界。 真夏の夜を歩く少年は、様々な異形の存在と、一人の少女との出会いを経験する。

死期が近い人間から発せられる匂いを感じ取れる主人公。ある日の帰り道、これまで嗅いだことがないくらい強い匂いを放つ男と出会って…

小説投稿サイト『カキヨミ』でのKAなんとかというコンクールで、驚きの7PVを記録して心が折れかけているおじさんの話です。前回は東北に向かいましたが、今回は近場を走り回る予定です。

　小学五年生の佳奈、優美、絵理三人は学校から帰るときに、悲鳴を上げて大人たちを翻弄するという遊びをしていた。 　ある日、優美が通学路で怪我をしてしまう。絵理が言うには何ものかに足…

通学路で後ろから呼ぶ女の子のお話。 じんわりとしたホラーをお届けします。 「５分で読書」短編小説コンテスト応募作品。 『通学路、振り返るとそこにいる（ホラー）』 《教訓》…

中学校の時、私は吹奏楽部に所属していました。吹奏楽部と言っても銀賞止まりの弱小部。それでも文科系の皮を被った体育会系の部活なので練習は朝の七時半からありました。 通学路は遠回りと…

　好奇心に負けた男の物語。 （カクヨム初出ですが、現在は「小説家になろう」「エブリスタ」「ノベリズム」でも掲載しています） ――――――――――
 　2019年11月30日…

長い黒髪の綺麗な子がいなくなる。 神隠しに狙われた女子高生の運命は。

生きることに疲れを感じてきた50歳の個人事業主が、何もなかった自分の人生を振り返り、バイクで東北へ向かう話です。

通学路が怖い。 何かが後を付いてくる。 そう語った後、女子高生は姿を消した。 その怪談を聞いてから、通学路は変異した……。 一日、また一日。それは少しずつ近づいてくる。

　ある山間部の中学に転校してきた桃木愛良は、隣の席の同級生、楠田さんの言われるがままに、オクナシ様に手を合わせる。 　オクナシ様に手を合わせたことから始まる奇怪な現象は、桃木愛…

元気だった幼馴染みの様相が、ある日を境に変わってしまった。 俺は、その謎を解き明かすべく、彼女の家へ向かう。 丘の上の物寂しげな、異臭の漂うあの一軒家に。

誰からも相手にされず、登校班の一番後ろを俯いて歩く僕の後ろから、いつも誰かがついてくる。 それは少し前に交通事故で死に、ゾンビになった僕のママ。 片腕を失くし、飛び出した目玉をぶ…

私は最近、幽霊が見えるようになった。 いつも同じ幽霊。時間も、場所も問わない。 それはストーカーではなく、見間違いでもない。 幽霊であることは間違いなかった。 なぜならその…

その海岸には多くの人々が詰め寄せていた。 年齢や人種を問わず、戦える全ての人々が。 人類最後の夏が始まる。 この物語はフィクションです。実在の団体とは一切関係ありません。 ２…

触れてはいけない深淵の世界。 知ったがために誘われ取り込まれ。 呑まれる覚悟のない者の末路。