苦手、嫌いという意識はあっても、『怖い』という認識はなかった緑のアイツことカメムシ。まさかホラーの題材になるとは思っていませんでした。
誰でも知っているし、臭いという一番記憶に残る五感情報と共に「いやな奴」認定されている身近な虫。それだけに、話を話を読み進めるうちに、どんどん背筋がゾワゾワして気味悪くて仕方なくなりました。カメムシの、あのこびりついて離れない何とも嫌な臭いと共に薄気味悪さがひたひたじわじわまとわりついてきました。
このお話を読んでいるのが、カメムシがあまり外にいない時期でよかったです。今カメムシを見つけたら「気持ち悪い」だけでは言い表せない、足の感覚がすーっと無くなるような嫌な恐怖も湧き上がってきそうだからです。
幼馴染が山に引っ越してから、様子がおかしくなった。学校で一人でいて、体はやせ細り、口からはカメムシのような悪臭がする。
そして、幼馴染が学校を休み、主人公が見舞いに行くことに。しかし、その家には大量のカメムシが棲みついていた。
家にあがり、幼馴染を見舞うとそこには――。
ちなみにこちらでは、家の中にいるのは茶色い奴が多いですね。
しかも今日の新聞に「カメムシカレー」という見出しが!
どうやら、「パクチーカレー」というものらしいのですが、パクチーとカメムシの匂いが似ているらしいですね。なんてタイムリーな話題。
衝撃的すぎるので、これから読む方はタグを確認して下さい。