ピピン

あらすじに興味惹かれて、そのまま最後まで読み耽りました。話の長さも中弛みなくちょうど良かったです。 愚か者たちも含めて登場人物がみな書き割りでなく生き生きと描かれているので飽きさ…続きを読む

人の欲には限りがないと言いますが、なんという醜さ。慄きました 各登場人物の解像度が高いというか、脇も雑に書き捨てられていないのに、それでいてお話しの長さも丁度よく飽きさせないので…続きを読む

あらすじで書いていらっしゃるが、ステータスやスキル、国家間や貴族の軍事・政治闘争などなど。風呂敷を広げずこれらを潔くオミットし、ざまあ展開みたいなネガティブ要素をあっちいけしたこと…続きを読む

孤高にして気高い猫の視点と、にんげんたち、主に男たちの馬鹿さかげんの対比に思わずくすり。とさせられる 本当にそんなふうに考えていそうな猫の日常の、その合間にちょっと冒険が挟まるス…続きを読む

登場人物がみな生き生きと躍動、知恵と勇気と力を合わせて主人公が首を突っ込んだ（笑）事件を解決していく話にわくわくさせられる。（思わずエーリッヒ・ケストナーの「飛ぶ教室」を本棚で探し…続きを読む

もう二度と会えない……ウラシマ効果やタイムスリップによって大切なひとと同じ時間にいられなくなることによって。 そんなロマンティックな時間SFが好きで、ロバート・Ｆ・ヤングやジャック…続きを読む

独りの剣鬼が、ひとと鬼との間を行き来しながら悩み苦しみ、怒り悲しみ、そして時には胸に小さく火を灯す姿に最後まで感情移入して、読了（episode 7-2）まで疾走できる秀作。 登…続きを読む

青春の残像、残照とはいい得て妙。自分はこんな格好いい大人になれただろうか。 まだ熱を失っていないこんな大人達と、その背中を追いかける、青春真っ只中の子供たちに感情移入してとにかく…続きを読む

徐々にぼやけていく思い出や声。向こうからの干渉にも煩わしげな主人公に、いまの自分を重ねて身につまされた

それでもさいごは少女のもとへ漕ぎ寄せられますように。

読み進めるほどに引き込まれて、読み終えたくないと思わせてくれた作品だった。紙の本ならその惜しさはひとしおだったろう（イメージは文庫本かな）。 行ったこともないイギリス北部の小さな…続きを読む

虚仮の一念岩をも通す。 もう一度魔法少女に会うために今日も砂場のボスに仁義を通し（アイス一本）、借りきった砂場で奇怪なオブジェづくりに精を出す男子高校生。 自分で文字にすると「な…続きを読む

意地悪継母や姉たちに虐げられ、それでも負けず曲がらず頑張るプリン頭のしんでんれいらに訪れた夢のようなひととき。 もっともっと幸せになって欲しい、幸せの涙を流して欲しい。 ブロック…続きを読む

演出家ミリアーネにモブモブと連呼される度に、知らず狂言回しになってしまう踊り子ならぬ踊らされ子サリアの物語が……始まらない。なんたる屈辱！

誤字脱字や衍字が気になると集中できなくなる質なのだが、この作品はそんな小さいものが気にならないくらいの気持ちよさを提供してくれる。 通常シーンでは主人公の底無しな純真さ、優しさに…続きを読む