伯爵になったところまで読了。
最初の引き、その後の展開、キャラクターの立ち方。すべてなんというか、、、OK。
たぶん存在するであろう物語の背景にある大きな設定や、主人公の名前のことも含めて伏線の回収もきちんと行われるだろうなあ、と。
うん、この船に乗って運ばれていっても大丈夫そう。
ここまでで土台ができたと思われるので、これからの展開がとても楽しみです。多分新キャラも続々でしょうし。
あえて言えば描写がちょっと近づきすぎているというか、例えば風景地形街建物なんかの様子、、、などはもう少し引いて書いてもらえるとありがたいかな。俯瞰図が頭になかなかできなくて。まあ低レベルの空間把握能力を持つ読者もいるのね、とでも思ってもらえればいいのですが。
今後も楽しみにしています!
とりあえず14章まで読みましたが、居ても立ってもいられなくなり、レビューを書き始めてしまいました。
すげーー面白いです。
あらゆる創作物に慣れた違いが分かる方にも、しっかりと刺さると思います。
まずキャラクターが本当に素晴らしくて、オタク的なお約束を含みつつも非常に個性豊かです。なんというか、キャラの造形が作品の表現力に直結するんだなと。
主人公も魅力的で、単純な善悪だとかの属性に落とし込まれておらず、ただただ筋の通ったカッコいい男です。創作物における、いわゆる「それっぽいセリフ」には限界があると思いますが、色々経験した大人が考えるセリフというのは非常に説得力があって、芯を食ってます。これってめちゃくちゃ大事だと思います。
また展開もすごく良いのですが、単純に作者様が物語というものを作り慣れている感じがするので、いい感じにプロっぽくて綺麗です。
あらゆる要素に地力が感じられて本当に高度ですし、娯楽小説としてのツボをめちゃくちゃ抑えているので、面白いし楽しいです。
ネット小説と一口に言っても、こんな作品に出会うことがあるので、本当に油断出来ません。とにかく、オススメです。