もくたん

とても綺麗で清々しい文章の連続で、書いていて気持ちが良いだろうなと窺える、また読んでいても気持ちの良い、頭の中に滑らかに落ちてくるような短編でした。

タイトルから分かる通りのギャグ、ネタ小説です。一発ネタかな、と思い読み始めたのですが、単に字面のインパクトで押すだけでなく、ネタに緩急をつけたり新しい目線からネタを拾い上げたりとい…続きを読む

上の一文に代表されるような、小気味良く、センスとテンポの良い言い回しが適度に散りばめられており、読後感まで気持ちの良い短編でした。 ユニークな作品ではありますが、差別、偏見とは端…続きを読む

上記の一文には真面目なシーンなのに思わず笑ってしまいました。 地の文を認識し話せる主人公という設定、発想がとにかく優秀で、何でもない描写も面白く読めました。また、それでいてミステ…続きを読む

SFの皮を被ったノンフィクションです。多数派の名のもとにさして意味のない常識が振り撒かれ、従わないものは徹底的に排除される。こと現代日本ではよくある話だと思います。幸いまだ滅ぶに到…続きを読む

楽してチートで無双して、矢継ぎ早に読者が気持ちいい展開を打ち出す。安っぽく聞こえるかも知れませんが、この手の話に目が肥えたカクヨム読者並びに作者の方々は、それがどれだけ大変なのかご…続きを読む

こういった形のお話は何より読者にフェアであることが大切かと思いますが、このお話はその点が本当に素晴らしく、巧妙かつ公平でした。見事にやられました。

　話の真相が分かった瞬間はぞくっとしました。自分はいい加減な人間なので、程度の差はあれど、何度か主人公と似た失敗をしてしまったことがありますが、その罪悪感が蘇り、息が詰まりました。

最後の一文がとても好みで、少し鳥肌が立ちました。面白かったです。

人の心を動かせる文が書けるのは本当にすごいです。

主人公が様々なキャラに取り憑いて活躍する話です。死んでも先があるという設定にとても安心感があり、主人公が憑依するごとに世界観が広がりワクワクできました。

ファンタジー世界の住人が1話ごとに呟きます。その中で人と人（生物的には人でないキャラも多いですが）が関わり合い、助け合っているのを見て、それを応援できる作品です。 決して良いことば…続きを読む

多くの物語を見ながら無鉄砲な主人公に「おいおい、命がかかってるんだからもう少し慎重に動けよ」と思った経験のある人は多いと思いますが、そんな気持ちを代弁するかのようなこの主人公の慎重…続きを読む